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旅する練習。を読んで、ちゃんと生きていく練習をしようと思った話。

今日は、芥川賞候補作のひとつ、旅する練習について感想を書いていきます。いつもと違って感じたことをつらつら書くようにしました。
後で見返しやすいよう論文見たいな書き方になりました(笑)
発信する練習として大目に見てください(笑)

この本は大雑把に言うと、小説家の叔父とサッカー少女が旅をするという本であり、旅を通じていろんなことを経験していくと言うお話。
印象に残ったセリフ等を紹介し、考えや感想を書いていきたい。

サッカーのお話だけにジーコがちょくちょく登場する。ジーコの人生観がかっこよすぎていきなり取り上げたい。

自分の生きざまを仕事に合わせなければならないってジーコは言ったって、さっき教えてくれたでしょ。それで、なんか、ちょっとわかった気がするんだ

ジーコはテクニックで相手を翻弄する悦びをやめて、ゴールを量産することに専念した。自分の生き方を見直して、本当に必要で大切なものを見つけ、それに向かって実践していく勇気、力強さがジーコにはある。素敵なサッカー選手だ。

自分の生き様を仕事に合わさなければならない。俺はどんなことに興奮して、興味を持って、生きているのか。それをまず探して、それを仕事にしていくことが大切。すごい考えさせられた。これから、本物の自分を探す旅を送る必要がある。自分を見つめる練習。自分を見つける旅に出かける。

本当に大切なことを見つけて、それに自分を合わせて生きるのって、すっごく楽しい。

この世の全部がサッカーに関係があるようになっちゃう。この旅のおかげでそれがわかったの。

主人公はこの旅で、サッカーが自分にとって生きていく上で大切なものだと知り、サッカーがなかったらどんなことしてるんだろう?と不思議に思う気持ちを持った。この気持ちは自分が生きてく上での指針となる。

また、旅行中に出会う女子大生と一緒に旅をすることになるが、この女子も旅を通じて自分のことを深く知ることになる。

この人のこと知らなかったら、旅にも出てなかったし、二人にも会えなかった。それってすごく不思議なことでしょう。

この本から学んだことは沢山あるが、特に感じたのは、普段生活してると気づけない自分を、旅を通して知ることができる。ということ。

ー『本・人・旅』で人は成長するー
人間の自己成長で大切な三つのコト。
本・人・旅を通して感じること、気づくことは沢山ある。この本で、本と旅の大切さ、凄さを感じた。
なぜこの3つかというと、自分の中のコンフォートゾーンを抜け出すことができるからである。
コンフォートとは安心感という意味合いで、『コンフォートゾーンを抜け出す=不安で危険と感じる経験をする』ことで、普段感じないことに気づき自己成長する。

特に読書は、手っ取り早く代理経験をすることができる。主人公の気持ちを感じ取ることで普段と違った感性や、感情を新たに手に入れることができ知見が増える。

旅をしていろんな人と出会って刺激を受ける。あるいは読書を通じて主人公になりきりいろんな経験をする。このような日常感じない些細な発見や感情を大切にし、より良い生活を送れるよう、読書、旅、人との出会いを増やしていこうと思う。
自己成長する練習をたくさんしていこう。と思えた本だった。

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