30歳間近、独身男性サラリーマン、人生を迷う

10年後、以下の文章を自分が読んでどう思うのだろうか。黒歴史だろうか、笑っちゃうのだろうか。

私は群馬県出身だ。私が知っている限り、途中進学や就職で数年県外に出ることがあっても、両親も祖父母も親戚も群馬に戻って生活を営んでいる。代々の墓が近所のお寺にあり、お彼岸、お盆には墓参りに行く。年末には注連縄を結い、大晦日は近所の神社に初詣に行く。そんな習慣、風習が嫌いではない。いや、むしろ残していったほうが良いとすら思っている。

大学を卒業し、新卒で現在勤務する会社に入社。いつかは地元に帰るんだろうな~と思いながら、目の前の仕事をこなしているうちに早6年半。浪人したからもう30歳が目前だ。

地元に帰る熱は「いつかは~」からコロナ禍を経て「いつにしようかな~」になり、昨年体調を崩して一か月休職したことを受けて「そろそろ…」となり、30歳を目前に控え「今なのでは」となっている。

群馬県内の転職情報を収集している会社やUターンを支援している団体に聞いてみると、「キャリア構築のために年齢で区切る会社も多い」と至極当たり前のことを言われた。この前転職サイトを見てみると、よさそうだなと思った転職先は「29歳まで!」と書いてあった。

一方4月から新しい担当の職務をしており、今退職したら周りに迷惑かかるよな~と思いつつ、自分の人生だし!とも思う。揺れ動く。

これが「田舎の地方都市なんていやだ!」「両親なんてクソだ!」「東京最高!」と思えていたらむしろ楽だったな。


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