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「見知らぬ人を助けますか?」ケニアと日本の結果を見比べて思ったこと

特に書くことを決めないまま、書き出した今回の記事。
さてさてどんな文章が出来上がるのか、自分でも楽しみである。

僕がアフリカに住むようになった理由は、その広大な自然。
そして、そこに住む野生動物たち。
さらには、人々の暖かい心もあったのだろう。

僕を出迎えてくれる彼らの笑顔、なかなか元気がもらえる。

彼らの暖かさ、陽気さ。そこらへんも、僕がアフリカを拠点にするようになった要因のひとつだと思う。


世界の人々の暖かさ、やさしさ、そんな事が分かるそんなデーターがあるので、ちょっとここに乗せる事にした。

「世界人助け指数」


英国の慈善団体のチャリティーズ・エイドというところが発表しているもの。データーは2022年版

「見知らぬ人を助けますか?」
という問いに、世界119カ国に質問したところ、

さて、日本は何位にランクインしているのだろう?

結果は、

1位、シエラレオーネ   83%
2位、ベネズエラ     82%
3位、ジャマイカ     80%
4位、アメリカ合衆国   80%
5位、ナイジェリア    79%
6位、コスタリカ     78%
7位、ケニア       77%
8位、ウガンダ      77%
9位、コロンビア     76%
10位、メキシコ      76%



下位10カ国は以下

110位、マルタ      48%
111位、カザフスタン   47%
112位、アフガニスタン  44%
113位、イタリア     44%
114位、ネザーランド   43%
115位、スイス      40%
116位、フランス     38%
117位、ラオス      36%
118位、日本       24%
119位、カンボジア    23%


なんとまあ、日本がブービー賞
それも、117位に10%以上離しての、ブービー。
かろうじて、びりにならなかったのは幸い。

いやいや、2021年はドンケツのビリだったようです。

それに対してケニアは7位にランクされている。
上位10カ国にアフリカの国が4カ国ランクイン。

アンケートの結果が正確なのかは定かではないが。

日本の結果の低さに衝撃を受けた筆者

その数字、ケニアが77%に対して、日本が24%、その差は3倍。

日本の場合、都心と地方で、結果には差が出るだろうし、アンケートを取った場所にもよるかと思うが、こうういったもの、質問の仕方でかなり誘導できるもの。

それにしても、日本は低いな。
日本人ってそんなに冷たい民族なのだろうか?
実際そうは思わないが。


ちょっと考えてみた

人ごみに入っても、ケニアとかだと普通に見ず知らずの人に声をかけるのにも抵抗を感じない。
都市部でさえも暖かい彼ら、地方に行くとなおさらに暖かく感じる。

自分自身も日本にいると見ず知らずの人に声をかけるのには、何か抵抗を感じる。
何だろう、この抵抗感は。

確かに、人と人を隔てる溝は日本に行くと深くなるな。

自分と他人を分け隔てる溝が、ほかの国よりも大きく深くなってしまっているのだな。


他国と日本は海で隔てられているように、日本の中では、個人と他人が、見えない海で隔てられているようにも感じる。

案外ブービーっていうのも納得かな。

1アンケートの結果に過ぎないが、
上でも下でも1位というのは悪くないな。

といいつつも、もっと日本人には優しくなってほしいと思うのでした。

ひとつ思い出した両国の優しさにまつわるエピソード。
僕自身の経験談を披露します。

それぞれの国の人の優しさが分かるエピソードをひとつ。

僕が自転車で走行中に帽子が飛んでしまったときのはなし。

ケニアでは、帽子に限らず何か落としてしまうと、ほとんど後方の車がハザードランプを点灯させて停まってくれる。
こちらは帽子を拾い、気持ちよくお礼を言って車を送り出し、事は一件落着。お互い暖かな気持ちになれるのでした。

日本での経験、同じく風であおられた帽子が道に落ちたときのはなし。
後方から来たタクシーは、こちらに拾う隙を与えないように、スピードを上げわざわざ帽子をタイヤで踏みつけて行った。
無残にもひしゃげた帽子、をさびしい気持ちで拾うのでした。

車の運転ひとつ見ても、結構違う。

日本がブービー賞を取るのも案外納得だなーと思う出来事でした。









ファインダーを通して、野生動物を見つめてきたが、

サバンナなどの広大な自然で生きる野生動物たちは、
同じ種類の動物でも、動物園で見る彼らとはまた、まるっきり違った輝き、オーラを解き放っている。

何が違うのか?


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