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そんなあなたに

安心できる誰かが、
誰でもいいんだと思うの、
その誰でもいい誰かになりたいな。

          柿木有紀


皆が望んでいることだと思う。
ただいるだけで安心できる存在。

それは、だんだん変わっていく。

親だったのが、
友人だったのが、
恋人だったのが、
結婚した相手だったのが、
子供だったのが、
カウンセラーだったのが、

時々で、
状況で、
変わっていく。

相手が変わったから?
社会が、環境が変わったから?
収入が変わったから?
年をとったから?

自分が変わったのだろう。

ただいるだけで安心してもらえる存在になりたい。

誰のために?
誰の安心?

求められ、
依存され、
満足する自分の安心?
それではただいるだけの存在にはなれない。

誰のためでもない。
安心するしないはお任せ。
ただ、そこにいたい。
そこに立っていたい。
それだけのこと。

できないよね。

社会で生きている以上は、
理屈ではなくて、
環境や金銭も大事。
アドバイスも大事。
言い過ぎないで聞くだけ、も大事。
相手をみて、その相手によって、安心が違う。

それをなんとかしたいという気持ちが伝わった時、相手は安心を得られるのだろう。
結果は当然求めるが、結果よりも大事なのは「誰でもいい」になってくれる「あなた」。

誰でも良くない「誰でもいいあなた」。

う〜ん。。。

すげぇなぁ〜。

そんなふうになりたいと思えるだけでもすごいし、
それを試行錯誤して行動として表現するのも凄い。

できねぇなぁ。
なりたいとも思えてない。

「目撃!にっぽん」っていうドキュメント番組で追っていた、福井県の片町といところにある、シングルマザーだけが働くBARを作って、シングルマザーの生活を支えようと奮闘している、そのBARのオーナーママさんが「今日の言葉」の柿木有紀さんだ。

番組を観ていて、相田みつをさんの詩を思い出した。

ただいるだけで   相田みつを

あなたがそこに
ただいるだけで
その場の空気が
あかるくなる

あなたがそこに
ただいるだけで
みんなのこころが
やすらぐ

そんなあなたに
わたしもなりたい

なんかさ、こういう気持ちがあまりにもなくなりすぎている気がする。

最近、あまりに殺伐としてきている社会状況でさ、びっくりするのが、自分がこういう思いをするように成っていること。

ずっと、一緒に居るだけで、とか、友達は大事、とか、そういうなんかみんなで分かり合って仲良くしましょうてきな言葉や詩を毛嫌いしていやのだが、なんか最近、やっぱ大事だよなそういうの、なんて思ってしまう時がある。

で、気づかされる。
やばいよね、現在!って。
だって、わたしのような人間でさえもが、人間関係の大事に惹かれているんだもんな。
やばい。

昨日の友達の話で、中村雅俊の「青春貴族」って歌を思い出して、で、今日仕事の移動中、車でそれを聴いていて(結構前に中村雅俊が唄ったドラマや映画の主題歌集アルバムを入れておいたのよ)、そのついでに、他の曲も聴いていたらさ、なんかしみちゃっている自分がいるのよ。
びっくり😅

今日の柿木有紀さんの言葉はこれだな、と思えたのは「ふれあい」。

♪こんな時 そばにいて〜♪

てやつ。

ま、そんな感じかな、今日は。

人の事は言えないから、ほんと、他人事ではないんだけど、もう少し他人に優しく、他人に興味を持って、お互い様を生きにゃぁ〜な、と、少しだけけど反省させられた。

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