虎ノ門横丁の黒潮🏄‍♂️

まずこれを見て興味を持って横丁に来るあなた。
お連れ様ががビビると思います。

1〜3回来ても得られない経験値が、このnoteに詰まってます。

あ〜悩ましいなぁ。
ゲームやる時に、先に攻略本見ちゃうみたいな。

で、ですね。

わたくしのですね、インスタ・FBを見て友人・知人から
「虎ノ門横丁で、どこがおすすめですか？」と連絡がくるわけです。

最初は、好みやプランを聞いて、共に考えていたましたよ。
お客様のリクエストに応えるのがコンシェルジュのやりがいだ。

自分のお店はあるけど、いろんなお店をお勧めし続ける
（ちなみにボクが、つかんとを勧めることは100％ない）

古き良き侍の精神を持つボクは、自分の所を推したりしないわけだ。

足の引っ張り合いもしない。侍なんで。

それが武士道だ。

で、侍……じゃなく横丁コンシェルジュを続けるのもいいんだけど、
連日現れる、初めて横丁に来る知り合いたちに
「ここがいいっすよ。」
「あっち行きましょう」
「次はここです。」

とかやってて開業から1ヶ月が過ぎると、自分が居心地のいい横丁使いを始める。

そして

…ふと、気づく。

あれ、おんなじ店ばかり回ってるなぁ。

いや、26軒もあるんだ。そんなことないさ。
でも、いろんな店にも、行ってきたわけだ。横丁の外の立ち食い寿司も行った。

おんなじ店ばかりか・・・

色々と考えても答えが出ないボクは、TAMAでラフテーを食べながら、紹興酒飲んでいて、ふと目を閉じた。
お店の雰囲気、横丁の雰囲気、コロナウイルスとの戦い。

様々なことがまぶたの奥を駆け巡る。

目を開けてボクは上を見上げた。
スポットライトがまぶしく、光の強さに一瞬何も見えなくなる。

その光の中に、何かをみつけてボクはそれを捕まえた。

そして、こうつぶやいたんだ。

「黒潮」ってね。

〜ここから本題〜

人には、それぞれ好みがありますよね。
さて、好みを押し付けますよ。

ボクのインスタを見てる人からは
「黒潮」ってどう回ったら良いんですか？正しい回り方ありますか？と連絡がある。
「黒潮乗ってみたいんだけど」と連絡もくる。
「黒潮してます」「黒潮中」って連絡すらくる。

それでは、お待たせしました。

・虎ノ門ブルワリー
・Chinise Stand TAMA
・酒食堂　虎ノ門蒸留所
・つかんと

まず、この4軒をぐるぐると回っていることを「黒潮」と呼んでます。
「呼んでます」というか、勝手にボクが騒いでます。

黒潮のやり方＆は、どこからスタートしても良い。
さっき黒潮委員会のほうに確認したら、ルールブックにも「いつでも」「どこでも」良いそうです。

最初にビールの人、途中ビール差し込みたい人、締めにビール飲みたい人
最初にジントニックの人、途中ジントニック差し込みたい人、締めにの人
最初に紹興酒の人、途中紹興酒差し込みたい人、締めに紹興酒飲みたい人
最初にオレンジワインの人、途中でオレンジの人、締めにオレンジ　の人

いろんな人がいる。
そんな人たちを全て受け止めるのが「黒潮」だ。

虎ノ門横丁の各店舗、取材するメディアさんは、これからも多いと思う。
だから、絶対にメディアに乗らない「黒潮」を紹介してみよう。
これを見て、ライターの仕事が来たらどうしよう。
緊張してきました。

・虎ノ門ブルワリー

台湾でNo.1のクラフトビールブルワリー「SUNMAI」のビールが飲める。
http://www.sunmai.com/?page_id=8870&lang=ja
ビール体験の主導権は一人ひとりにあり、生活の中で自分の風味に対する感じ方が生まれ、そして自分だけのビールの物語が作られていくのだと私達は信じています。
こんなビジョンを語る台湾のトップブルワリーとMr.Kuroseが組んで、様々な種類のビールを置いている。

おすすめは「山椒・カムクワットエール」「ライIPA」
もう男の子も、女の子も黙って飲んでもらえれば「ビールうま〜」って言うはず。

横丁の正面にある、でっかいチョウチン🏮から行くと「黒潮」的に
1番最初に現れるお店でパブリックスペースで広々としているので、ビールを買ってそこで今日のプランを決めたりするのもオススメ。

このお店には、虎ノ門横丁がオープンした6月11日11時に行ったので、ボクの横丁デビューの店。

いや〜あの時の山椒エールの味が忘れられません。
忘れられないと言うか、毎日飲んでるので味を覚えた。

・Ryukyu Chinese Stand TAMA

深夜まで賑わっていて青山学院の横を通る時に、盛り上がり過ぎててビビって覗いたこともあった渋谷の「TAMA」
そんなTAMAが、虎ノ門横丁に出すの？どんな店にするの？
オープン前から興味津々。
ここは、やっぱり24歳の店長2人。
「ヨシ」・「ダイキ」がいるから安心です。

まず着席したら「壺と海ぶどうとラフテー、あ〜、あとピータン。」って言ってみてください。
もう一回言いますね。「壺と海ぶどうとラフテー、あ〜、あとピータン」です。
もしこの呪文を忘れた方は、ヨシかダイキに何食べたら良いか聞いて3種盛りを頼んでください。

ちなみに、つぼは紹興酒です。紹興酒はグラスでも頼めます。

あ、オリオンビールを飲みながら3種盛り頼んで始めるのも最高らしいです。
やったことないから、わからないけど。みんなそうしてます。
横でいつも美味しそうだなぁと思ってみています。

・酒食堂　虎ノ門蒸留所

虎ノ門横丁で１番目立つところ。
それはジンの蒸留所。
百年の孤独や、中々という有名な焼酎を作る黒木本店の社長、シンサクも
「これが東京の地酒ですね」と言って、なんかドヤ顔してましたが
皆さんも行ってみてください、そして言ってみてください。
「これが東京の地酒かと。」
COMMONというジン、チコリーの根っこと、ジュニパーベリーだけを香りのベースに、しっかりと「ジン！」って感じでとても良い。
スタッフのみんなも、超良い人ばかり。
ヤカラばかりの黒潮の中で、横丁の家みたいな場所です。

バーカウンターがあるので、知り合いが来た時に蒸留所の説明したりしながらとか、誰も知り合いがいない＆タマが休みの日とかに、ここで一杯飲んでたりします。

・つかんと

食べ物＊ソーセージ・サムギョプサル・タンカツカレー
飲み物＊オレンジワインか漬けレモンサワー
↑
知り合いは、全部これでオーダー通しちゃいます。
ちなみに、オーダーは「大橋セット」と言っても通ります。これまじ。

こないだ「ここ、カツ丼で有名なお店ですよね」と言われて「そうなんですね〜」と返して変な空気になりました。

ここのお店のスタッフは「オープン30分前にやる気がないから」とGoogleマップで「1点」つけられるんですが、マジでみんなめちゃくちゃ良いやつです。
バッチバチにわがまま言ってみてください。

いまだ、ロース、ヒレ、タン、鹿、鴨、ソーセージの全部乗せカレーとかやった人はいません。
映え案件ゲットですね。インスタグラムの血が騒いだ方。ぜひ。

うん。ライターの仕事はこなそうだな。
ってな感じで、ボクはだいたいこの4軒をぐるぐると回っています。

あと、黒潮中に迷子になることがあります「次はどうすれば・・・」
その状態を「迷いガツオ」と呼びます。

黒潮中に、もう1回同じお店に行ってしまうことがあります。
その状態を「戻りガツオ」と呼びます。

これを読んで、初めての黒潮に乗りたい、黒潮したい。
「どうしよう横丁行こうかな」と思ってしまった、そこのあなた。

そうです。あなたはもう「初ガツオ🐟」です。

まぁ、そんな感じに「つかんと」だけ行って、横丁行ってきましたってのもったいない気がするし、横丁の遊び方の1個の提案っす。

ジン嫌い、沖縄料理嫌い、オレンジワイン嫌い、ビール嫌いって人だっていると思うし、麺喰いたい、居酒屋行きたいって人は、こんなの読んで「何が面白いんだ？」
って、なんの興味も湧かないはず。
いろんなお店があるんで、黒潮しに来たけど、なんかイケてないから別のお店に行こうぜってなっても、1人でも来場者を、呼べたんだったら最高っす。

結論、楽しく飲めりゃ、なんだっていい。
来た人がみんな楽しかったら、最高。

あと、ボクが横丁にいない日は、仕事をしてます。

さて、毎回聞かれるたびに、口頭で上を説明していた「黒潮」をまとめたので
「さーて、来週のサザエさんは〜👊✌️🖐」ばりに締めにかかろうと思ったのですが

いま気づいたんです。
ボクはつかんとで食事したことはありません。

いつも、知り合いたちと話しながら、ケラケラと笑い、つかんとの周りをふらふらしてるだけ。

そしたら、まだ1回も「黒潮」してませんでした。
1回も黒潮したことないのに、黒潮黒潮言っちゃってごめんなさい。

ボクは適当なことばかり言う、ポンコツです。

そうです、わたしがツコンポです。