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「ワイン飲むなら昔が良かった」って、昔がどうだったか書いてみる

風が吹くと涼しいけど、風が止まると暑い
もうすぐ梅雨ですね☔️

さて、手元には「Les Meilleurs Vins de France 2009」と
初めてフランスに行った時に持って帰ってきたワインのガイドブックがあります

この本は

★★
★★★
の評価と値段と住所と電話番号とアドレス、作り手訪問の対応できる時間なんかが書いてあります
評価は20点満点で0.5点刻み
当時の為替は1€-130円くらいで見てもらえれば

15年前なんて、手取りが18万に届かず
4000円のワインを1本買うにも「うーんうーん」と悩み
月に1度の勉強とワインを飲んでた頃

ボクはそんな頃に戻りたくないですが
果たして、値段は安かったのか?そのワインは市場にあったのか?
戻れるならどのくらい幸せなことなのか?
本を開いた結果を皆様と共有したいなと
って事で視点は15年前、25歳の勉強するソムリエになりまーす

注: ↑この段階で、まだ本を開いてないので、どのくらい幸せになるかは分かってない
注2: 書いてたらワイン好きの「おーはし」が出てきて、分かりずらいかもです
注3: 当時の値段が入ってますが、ワインの値段でゴタゴタ言うのは紳士・淑女じゃないので、昔はこんな値段だったんだぁ〜と見過ごしてください

さてAの『Alsace』から
★★★
Marcel Deiss / Weinbach / Zind Humbrechtの三軒

Bott-geyl,Ostertagがこれから来る作り手みたいな雰囲気だった記憶
⭐︎Marcel Deiss / Altenberg de Bergheim 2005 / 19p 55€
⭐︎Humbrecht / Riesling Rangen de Thann Clos st-Urbain 2005 / 19p 70€
この2本は2005のアルザスの白はいい印象があるので、今ならまぁまぁな色になって
うまたにえんな気がしますので、見つけたら買って良いかと思われます

アルザスで、この量やってたら、オレ、死ぬな。
サクサク行こう

ではBで「Bordeaux」
早速きました、世界で1番美味しいワイン「Lynch Bages」を造る
神の土地ボルドー
シャンパンとか、ブルゴーニュとか見たい方。
ごめんなさい。
僕が熱いのはここです

さ、まずは
★★★右岸
Ausone 2005 20p 1000€
L’eglise-clinet 2005 18p 200€
Lafleur 2005 19.5p 700€
Petrus 2005 19.5p 550€
右岸からは4軒
どのタイミングの値段(プリムール?)か、わからないけど当時から高めなボルドーたち
この辺は中国の皆さまがボルドーワインを好きになられて市場の活発化が理由にも
Petrusが550€なんだ〜と、当時から高すぎて値段を気にしてなかった
Ausoneの2005は「満点のやつ!」と思いながら飲んだことがあったけど、飲むのが早すぎたのか
ポテンシャルが大きすぎたのか、あんまり味を感じませんでした

あ、昔「ポテンシャル高すぎなのか、いますんげぇ閉じてるな〜」みたいな事を言ったら
「それを判断するのがプロだから、言わないほうがいいよ」と言われたことがあり
経歴も格下で、人間としてもリスペクトしてねぇ年上が黙っとけよタコと思った事を
今思い出しました。

右岸で言うと、個人的に好きな2軒
★★Figeac 2005 18.5p 120€
★★La Conseillante(laを入れるあたりに好感が持てる) 2005 19p 130€

思い返すと、この本を買って帰国した3年後に
ボクはボルドーで唯一ある2つ星レストランのソムリエになるんですね
その頃に、ボルドーワインは「しこたま」飲んだわけです

サンテミリオンとポムロールは住んでたところから遠くて2回しか行ってないんですが
メルローとカベルネの違いは、スクールや先輩からワインを習ってない自分としては
飲んだ数(この頃の記憶)でテイスティングをしております

おいおい、左岸に行く前に1600字超えてらぁ
有料にしようかなww
さて左岸
★★★
Cos d’Estournel 2005 18.5p 190€
Ducru-Beaucaillou 2005 18.5p 180€
Lafite Rothschild 2005 19.5p 480€
Latour 2005 20p 700€
Leoville Barton 2005 19p 84€
Leoville Las Cases 2005 19p 300€
Margaux 2005 19.5p 700€
Mouton Rothschild 2005 19.5p 600€
Lynch-Bages(何かの手違いで★★になってたので) 2005 18p 84€

まずは、、、
三つ星多すぎるだろ。って事だけど、まぁ、順当かなと。
ボク自身、ありがたい事にこのガイドブックのテイスターがテイスティングをする場所に同席し、一緒にテイスティングをする事があったから、より感じるかなと
(うちのレストランでテイスティング会やる時は、ワインを抜くのは🙋‍♂️)

ありがたい事に、Ch.Latourで2005年を飲んだ事があるんだけど
飲んだ味より、テイスティングした後にワインを「ペッ」ってする所が
自動で流れることに感動した記憶があります
Leoville Bartonが84€、Latourが700€
値段を比べて、8倍美味いわけじゃないし、Latourの歴史も知らないし、畑の位置も知らないし、作ってる人も友達なわけじゃない。
けど「こっちの方が飲みたい!!」って思う感覚が、価格差を生み
世界中にワインラバーが存在するって事ですよね
(ディスじゃない。ボクもLatourの方が飲みたい)

★★には
Pauillacの2つのPichonやMontroseなど、飲み比べると少し届かない2級シャトーもある中、当時、畑のオーガニック化を進めるPontet-CanetやCHANELの力で酒質を上げるRauzan-seglaなんてのもいてただ懐かしい
個人的にはGrand-Puy-LacosteとLeoville Poyferreは★★.5くらいの味わいあるなーと感じていたので、もしか見つけたら買っても間違い無いかと

あ、Bordeauxの白やっとこか。
★★★
La mission Haut-Brion 2005 18.5p 700€
Climens 2005 19p 110€
d’Yquem 2005 19p 900€

ディケムが1番高いってさ。

さてさて、知ってますよ。
この後のBこと「Bourgogne」そして、Cこと「Champagne」の
当時の値段と評価を知りたいですよね。
でもここで2800文字。原稿用紙7枚分

ですので、近いうちに残りのBとCを👋
書いてて自分でも「へ〜」と思って面白いんで。

頑張って書いたので、ここまで来た人は、いいねしてねー

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