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Tipyとコロナ〜融資と一部撤退の話〜

Tipy records innのコアゼです。
今回はコロナウイルスの影響を受けて僕たちTipyが取り組んできた話と有料部分については銀行との話や、事業計画軌道修正の話。今日までの気持ちを忘れないための記録として、これからのために書きます。

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Tipy records innとは

小田原のゲストハウスです。徒歩30秒圏内にいくつか施設が分散しています。


1月の中旬、コロナウイルス が中国の武漢で発生したと聞いた。まだその時は全然自分の事業に直接的な影響があるなんて思ってもいなかった。実際閑散期でもある1月、スタッフは交代で長期の休みを計画していた。
はっきり言って昨年は宿を作りまくった。だから資金的余裕がある訳ではなかった。でも大丈夫だろう。小田原は桜の時期が一番の繁忙期だ。そしてその先にはオリンピック、ここからしっかり回収して行くんだ。
僕たち家族もなかなか普段土日も仕事で子供とゆっくり遊びに行く時もないので休めるときに休もう。それを肥やしにより良い仕事をしよう。そう決めて思い中国、四国、関西の旅行にでた。


はっきりいうと僕は旅をする人間ではなかった。家族で旅行するとしても近場のみ。宿を始めてからゲストや関わる人に素敵な話を聞き、「旅、したいな」と思うようになった。娘にも色々な光景を見せてあげたい。知らないことを知るのは大人になっても楽しい。必ず持ち帰ってTipyに還元するそ!そう思いながら旅を続けた。


そんな中、旅の最中から少しづつ予約のキャンセルが入るようになった。不安もよぎったけれど、今回はいつも満足に休めてない家族のためだ。帰ってから考えよう。現実逃避だけど本当に楽しかったし学びの多い本当に最高の旅だった。

現実にかえる

小田原に戻った。お土産話もつかの間、予約のキャンセルが止まらない。不安を覚えながらもどこかまぁ数ヶ月で回復するだろう。なんとか春を待てばどうにかなる。昨年の桜の時期はほぼ満室だったから。

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しかしここまではコロナの序章に過ぎず予約のキャンセルは歯止めが聞かなかった。

2月の頭の武漢を中心とするゲストのキャンセルの第一波。
2月中旬、中国からの出国禁止をきっかけにした第二波。
3月に入り日本の小中高の学校閉鎖の第三波。
3月中旬、世界中の緊急事態宣言のきっかけにした第四波。

2月中旬ですでに絶望を感じていた。もうどうにかなってしまいそうなほど病んで心から叫んだツイートをした。


もうかっこつけられるほど余裕がなかった。本当に心から叫んだ。
そしたらいつもお世話になっているみんなに助けられて拡散してくれたり、連絡をくれたり、事業主の方は情報交換したり本当に助けられました。
2月3月で何人も予約してくれた。本当にありがとうございました。

そこからはもうやれること考えつく事はもう全てやった。

個室コワーキングスペースとしての開放

オンラインショップの開設

スペースレンタルの強化


コロナ被害を受けた事業者救済のために動いてくれたインフルエンサーやメディアへお願い。

ウッドデッキでのお昼寝利用、地元メディアへのプレスリリース配信

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色々な方の協力を得て今日までやって来ました。本当に感謝です。
それでも猛威は治らないコロナウイルス 。前を向いて日々頑張ってはいますが今日を迎えるまでかなり決断を迫られた日もありました。

以下は実際に事業計画の軌道修正、続けるか?撤退するか?の経営判断、融資についてどう進めたのかについてお話しします。

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