今週の米国株情報：強い雇用統計がFRBを引き留める

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サマリー

先週、S&P 500は約2.5%上昇し、金曜日時点では市場全体が上昇した結果となりました。また今週の注目銘柄はエネルギー関連の株式です。

金曜日の米国株は下落しましたが、S&P500（SPX）は依然としてプラス圏で週を終えました。通信サービスや情報技術関連の銘柄が上昇を牽引し、エネルギー関連の銘柄は下落しました。

経済活動では、米連邦準備制度理事会（FRB）が水曜日に金利をさらに 25bp 引き上げました。

金曜日の雇用統計は予想を超えました。先月の米国経済では非農業部門の雇用者数が51万7千人増加し、失業率は3.4%まで低下しました。

その他、消費者信頼感指数は予想を下回ったものの、米サプライマネジメント研究所は、米国のサービス部門が縮小傾向から回復したとの発表も行いました。

今週は、金曜日に2月のミシガン大学消費者データ（速報値）が発表されます。

S&P500種構成企業のうち93社が来週、四半期決算を発表する予定であり、決算シーズンは依然として慌ただしい様相です。リフィニティブの発表では、S&P 500種構成企業の第4四半期の利益が前年同期比で2.7％、エネルギー部門を除くと7％減少すると予測しています。

今週の決算発表

以下の日程は今週の決算発表のハイライトです。

2月8日: CVS Health (CVS) / Walt Disney (DIS)

2月9日: Pepsico (PEP)

成長見通しが安定しないという現実面と金利上昇への見通しを考慮すると、2023年に投資利益を得ることは難しくなる可能性があります。何をいつ買うべきかを決めることは、どの投資家も頭を悩ませています。

一方で、そんな全体の流れの中でも上昇の可能性を秘めた投資先や、その他のポジティブなシグナルが存在することも事実です。

今週の注目株は、そういった観点から選出をした企業です。

今週の注目株: Wesco (WCC)

Wesco は電力会社や通信ネットワークなどのインフラ事業向けの資材を販売しています。

先週は5％上昇し、2023年前半もこのアウトパフォームを継続する可能性を示している。

注目の理由：

Wesco (ウェスコ)は、昨年11月に経営陣が出した予想を上回る収益が示すように、下半期に強い業績期待があることが予想されています。

同社は2022年第3四半期、売上高が前年比14％増となり、1株当たり4.49ドルのEPSを残しています。経営陣は、同期の営業利益率が250ベーシスポイント増加し、過去最高の受注残高で終了したと発表しています。

また、TipRanksのスマートスコアは9/10で「アウトパフォーム」です。スマートスコアは、AIを活用した8つの主要な市場要因、データにより客観的に算出されています。

高いスマートスコアは同時にアナリスト、金融ブロガー、個人投資家のセンチメントが改善していることを示すものであり、市場全体からの評価が高い裏付けになっています。

参考：この銘柄は、ビッグデータと市場洞察を融合したニュースレターを配信する「Smart Investor」のポートフォリオに選ばれた20以上の銘柄のうちの1つに過ぎません。

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