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SpaceX Starship、早ければ5月上旬にも行われる可能性がある4回目のテスト飛行に向けて静止エンジン点火テストを実施!

Space.comの記事より、
SpaceXは、早ければ5月上旬にも行われる可能性がある4回目のテスト飛行に向けて、新型のStarshipの静止エンジン点火テストを実施しました。

3月25日、同社は南テキサスにあるStarbase施設で、全長50メートルのStarship上段に対して、6基あるラプターエンジンの全てをフル稼働させる静止点火テストを行ったと発表しました。静止点火テストとは、ロケットを地面に固定したままエンジンの燃焼試験を行うもので、打ち上げ前によく実施される安全確認手順です。

SpaceXは現在、3月14日にStarbaseから打ち上げられた3回目のStarshipテスト飛行のデータ分析を行っています。

全長122メートルに達するこの巨大ロケットは、上段のStarshipと1段目の巨大ブースターであるSuper Heavyから構成されており、3回目のテスト飛行ではかなり良好な性能を示したと SpaceXは報告しています。

具体的には、両方の段のエンジンは上昇燃焼を成功させ、Super Heavyはメキシコ湾での着水に向けたブースター分離燃焼 (Boostback Burn) も正常に行いました。しかし、ブースターの着陸は計画通りにはいかず、海面から約500メートル上空で分解してしまいました。

Starshipは約50分間飛行し、ペイロードドアの開閉などいくつかの目標を達成しましたが、大気圏への再突入中に分解してしまったため、インド洋への着水は果たせませんでした。

Starshipの最初の 2回のテスト飛行 (2023年4月、11月) はそれぞれ 4分、8分後に終了しています。

SpaceXは、完全再利用可能なStarshipをできるだけ早く運用開始するために、今年中に6回以上のStarshipテスト飛行を実施することを目指しています。しかし、飛行のスケジュールはSpaceXだけが決めるものではなく、アメリカ合衆国連邦航空局 (FAA) からの打ち上げライセンスの取得など、規制上のクリアも必要です。FAAは現在、3回目のStarshipテスト飛行で発生した問題の調査を行っており、調査終了時期は明らかになっていません。

詳細内容は、Space.comが提供する元記事を参照してください。

【引用元】

【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7

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