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廃材やバイオ素材でもOK! 3Dプリンタが自動で印刷設定を調整してくれるように マサチューセッツ工科大学(MIT)

従来の3Dプリンタは、大量生産された決まった種類のプラスチックしか使えませんでした。しかし、新素材開発が進んでも、印刷設定を毎回手動で調整する必要があり、使い勝手が悪かったのです。

そこで、マサチューセッツ工科大学(MIT)らの研究チームは画期的な技術を開発しました。なんと、この3Dプリンタはどんな未知の材料でも、自動で印刷設定を見つけ出してくれるのです。

このプリンタは、フィラメント(印刷材料)にかかる圧力や流速などを測定するセンサーを備えています。20分ほどのテストプリントを行い、得られたデータを元に、印刷温度や流量といった重要な設定値を自動計算します。

これまでの手作業での設定には、なんと100種類ものパラメーターが必要でしたが、この自動化により、その半分が自動設定可能に。再生プラスチックや植物由来のバイオ素材など、これまで使いにくかった材料でも、安定した印刷が可能になります。

これにより、廃棄物のリサイクルや、環境に優しい持続可能な素材を使った3Dプリンティングが現実味を帯びてきました。今後、印刷設定の自動入力機能や、より精度の高いモデルの開発も進められる予定です。

この技術は、3Dプリンタの利便性を向上させるだけでなく、持続可能なモノづくりへの扉を開くかもしれません。

詳細内容は、MITが提供する元記事を参照してください。

【引用元】

【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7

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