初秋の旅①~姫路から岡山へ~
まとまった休みが取れている間に、旅行に行くことにしました。今回のルートは、京都を出発し、姫路~岡山~出雲~城崎温泉~京都というルートです。
まず、新幹線で姫路へ向かいます。京都から姫路へは新快速でも行くことができますが、時間の都合もあり、新幹線で行くことになりました。
東海道新幹線の沿線に住んでいるせいか、私はあまり東海道新幹線に乗ってもテンションが上がらないんですよね。速いだけがとりえでお金ばかり取られるし。でもスムーズなスケジュールの消化のためには欠かせません。
姫路駅に到着すると、目の前に姫路城がそびえたっています。都会にある大抵のお城は駅から少し離れたところにあります。(福山城という駅の目の前にある例外もありますが)しかし姫路城と姫路駅を一本の大通りで貫くという都市計画を策定し、それを実行に移したのは素晴らしいですよね。なんでそんな街があんなモノレールなんか作っちゃったんだろう…(それとこれとは話が別か)
姫路城は日本に5つ残る国宝天守の1つというだけでなく、日本唯一の単独での世界遺産でもあります。規模だけでいうとまぎれもなく日本一です。江戸時代から残る城なので、当然靴を脱いで上がります。エレベーターなどもありません。昭和になってからの再建の城なら、開き直ってそれをやってもいいけど。
城内を進んでいると、今度ここでライブが行われるそうです。誰がやるのかと思えばnovelbrightだそうで。私も名前しか知らないバンドなので、なぜかと思えば、地元出身なんだそうです。まぁそれなら仕方ないかなと。でもチケットは売れてないそうです。地元だからというだけの思いではなかなか難しいようですね。
城内は上りと下りの導線がきっちりと分けられていて、とても進みやすかったです。他のどこかの城では、上りと下りの階段が共通で、上ってくる人がいないことを確認しないと下りられないというところもありましたが。姫路城の天守から下をのぞいてみると、古いレンガ造りの建物があるのが気になったので、降りたときに行ってみようと思って行ってみました。
その建物の正体は、姫路市立美術館でした。軍の施設として明治時代に建設され、戦後に市役所を経て美術館になったそうです。この日は休館日だったのですが、ちょうど建築家の隈研吾氏についての展示がされているようでした。隈氏の建築は、最近まだ建てて20年ぐらいしかたっていないのに、もう老朽化してきて、補修のための費用を計上しないといけないということで困っているという記事を見たことがあります。東京の国立競技場も彼の手によるものですが、そうなってくると心配になってきます。それらよりこの美術館の方がよほど価値があると思います。
この後、予定では書写山に行く予定にしていました。しかし、時間はお昼時。姫路には「駅そば」という名物があります。ラーメンの麺にうどんのスープがかかっているものです。お昼にはそれを食べたいと思ったのですが、姫路城の近辺にはそれを食べられるところはありません。駅の近くに帰らないとありません。ということで、食べに駅に帰ってきました。
しかし駅に帰ってきてしまったので、これからまた書写山まで行くのもどうかということで、次の目的地の岡山に行くことにしました。当初は夕方に移動するために、普通電車でもいいかと思っていましたが、昼間に移動するということで、急遽新幹線の切符を購入。こんな短距離で指定席料金は払いたくないので自由席です。
岡山では、翌日行く予定にしていた吉備津神社に行くことにしましたが、岡山駅で50分ほど次の便を待つことになりました。しかしここは岡山駅。各地から来る列車を色々とみることができます。
のどかな田園風景の中にある吉備津神社は、岡山県を代表する神社の1つで、桃太郎のモデルとされている神様が祀られています。本殿と拝殿は国宝に指定されています。
岡山市は私の移住候補地の1つになっているので、岡山駅に帰ってきてから街中を散策してきました。岡山駅からバスで5分。もともとイトーヨーカドーがあったらしいところに、杜の街グレースという施設があります。1階に飲食店と、ちょっとした店舗と、あとはマンションがあるぐらいのところで、部外者から見るとすこし拍子抜けするような施設です。多分東京のデベロッパーかコンサルみたいな人に、これからはこういうのが流行りますよとそそのかされて作ってしまったような感じです。オフィスとかもあるみたいなので、そういうのが必要な人にはいいのかもしれませんが、駅からも微妙に離れているし、一般の人は駅前のイオンで十分な気がします。
明日はいよいよ午後の特急やくもに乗って松江に向かうことになりますが、午前中をどうするか、まだこの時点では決まっていません。倉敷に行ってもいいけど、大原美術館は休館中なんだよなぁ…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?