写真のモチベーションが下がったのどうなった?
2023年頃から写真に対するモチベーションが大きく下がりました。ちょうどSony a7RIIIに買い替えて5年が経ち、カメラを始めて10年、本格的に始めて5年ほど経った頃です。これくらいになると、ある程度自分のスタイルが確立し、成長も停滞しがちになります。
実際、International Photography AwardでHonorable Mentionを受賞したり、Pasha Styleの10 Selectionに選ばれたり、大きな展示を行うなど、それなりにやりたいことを達成してきましたが、ここ最近は変化が少なくなってきたと感じています。自分の実力はアマチュアの上位にはあると思いますが、プロやセミプロと比べると、まだ差があると実感しています。彼らは知名度があり、本や写真集で活躍している人たちが多いです。
正直なところ、それ以上のレベルに到達するのは様々な面で難しいと感じています。写真教室や写真塾に多額の費用をかける人もいますが、そういった方々の多くは半ば職業として写真に関わっている印象です。それに比べ、私は趣味として写真を続けたいと思っているので、そこまでの投資は考えていません。今後も、たまに写真セミナーなどには参加して学び続けたいと思いますが、深くは関わらないつもりです。
また、写真はお金がかかる趣味だと改めて実感しました。今ではフラグシップカメラは50万円以上、最上級のレンズも30万円台と高額です。展示のための印刷費用や空間演出も膨大なコストがかかります。もちろん、コストをかければそれなりに良いものができる可能性は高いですが、私のようなアマチュアカメラマンは、コストを抑えつつ最大限のリターンを得る方法を模索し、良い作品作りに注力していきたいと考えています。現状維持かもしれませんが、続けることが重要だと思っています。
実際、坐骨神経痛もあり、以前より撮影時間は減りました。昔のように5~6時間も撮影することはほぼなく、今は平均で2~3時間程度ですし、遠出もあまりしなくなりましたが、撮影を続けています。写真の世界は荒れることもありますし、やめてしまう人も多い中で、続けていることに価値を感じています。
岡本太郎の『今日の芸術』にもあるように、世の中に文句を言うだけでなく、創作を続けていく人間でありたいと強く思っています。
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