ヒガシカナコ

地方公務員。都市経営プロフェッショナルスクール公民連携課程修了。

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  • 読書部(都市経営プロフェッショナルスクール)

    • 22本

    都市経営プロフェッショナルスクールの読書部のマガジンです!

最近の記事

日本社会のしくみを考える(読書部)

人口動態をテーマにしたプロスクール読書部の課題図書の最後の本は「日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社現代新書) 」、優しい文章にはなっていますが600ページほどあるこの新書は、読みごたえがあり、丁寧に今の日本の社会が形成された経緯とともにその仕組みを説明しています。読み進めていくと今まで学んできたことや違和感を感じてきたことが体系的につながるような感覚があり、とても面白い本でした。 正社員が減って非正規雇用が増えたのではない?欧米は実力主義で、日本は大企

    • 都市経営とお金のこと(読書部)

      人口をテーマにした、都市経営プロフェッショナルスクール読書部の今回の課題図書として自分が選んだのは、「人口減少時代の都市」(諸富徹・中公新書)。(5月の課題図書でした) 課題図書「人口減少時代の都市」「人口」をテーマにした本を3冊読みましたが、今回の本は日本の都市開発の経緯や政策についても丁寧に説明されており、戦前・戦後の都市経営の歴史や振り返りがわかりやすく、3冊目として読むことで理解しやすかったです。戦前に市営事業の重要性を説いた大阪市の関一市長の話や、戦後の成長期に社

      • 「地方消滅」を読んで(読書部)

        プロスクール読書部の課題図書2冊目!(実は4月の課題…) 前回は「未来の年表」を読みながら、データをまとめてみました。  今回は「地方消滅(増田寛也・中公新書)」を選びました。まちづくりに関わった人でなくても、読んだことある方は多いかと思うのですが、恥ずかしながら自分は初めてだったので、新鮮な気持ちで読みました。  発売当時は地方消滅という言葉のインパクトや消滅可能性都市など、話題になっていたと思います。この本が発売されたのは2014年で、2020年のオリンピック・パラ

        • さいたま市を人口動態から考える(読書部)

          読書部スタート都市経営プロフェッショナルスクールのOBOGの有志で読書部がスタートしました。スクールでも散々課題図書とレポートに追われて苦しんだにも関わず、あえてまたそこに飛び込むメンバーで構成された読書部です。 「人口動態」をテーマにして、まずは6月までを活動期間とした2021年6月読書部の一冊目の課題図書は「未来の年表」。この本を読んで自分の市を分析してみました。 課題図書「未来の年表」今回は、2017年に発売された「未来の年表」を課題図書として、自分の住むさいたま市の

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        記事

          【LDLパートナーインタビュー】ローカルの公共空間を使ってまちをおもしろくする~西田稔彦~

          LDLはプロジェクトを立ち上げるパートナーとそれに関わるリサーチアソシエイトで構成され、プロジェクトのアウトプットにつなげていくことを目的としたラボです。数々のプロジェクトが進んでおり、合同企画なども開催予定です。 LDLについてはこちら 今回は、第5回目のパートナー紹介です。大分県竹田市などで公共空間の活用のプロジェクトを手掛ける西田稔彦さんにインタビューしてお話を伺いました。 西田稔彦さんのプロフィール ㈱地域科学研究所のディレクターとして、自治体のGISシステム

          【LDLパートナーインタビュー】ローカルの公共空間を使ってまちをおもしろくする~西田稔彦~