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苦しい冬を抜けたい

今年もこの時期が来た。たしかこの前、秋の空気が好きだと書いたばかりな気がするのに矛盾しているようだけど、今は確実に冬に近づいていくこの季節に怯えている。

わたしは季節性の病気で、とにかく寒さに弱い。気温というよりも気圧や、天気全体の問題なのかな。朝晩の冷え込み始めるこのくらいの時期になると、目に見えて不調が現れはじめる。美しい季節だとは思うのに、どうしても冬を好きになれない。

症状はその日によってバラバラで、耐えられないほどの眠気や頭痛、倦怠感、過食ぎみになったりと、とにかくこれらが日常生活に支障をきたしまくる。最近気づいたことだけど、思考に余白が無くなる、というのもひとつ大きな困りごとで、なにか考え事をしようとしてもうまくまとめられなかったり、例えばいくつかの単語を頭に浮かべるような時、2つ3つと増やしていくとどんどん先に浮かべた単語がこぼれ落ちてしまったりする。そういう状況がひどいときなら、きっと今書いているこの文章さえも浮かばない。「ねむたい」「しんどい」くらいが限界かな。

わたしは今大学生で、休みの日や放課後はバイトもしている。これがまた困ったことなんだけど、大学やバイトって休むこと自体はそんなに難しくない。(というか、会社や中学、高校に比べたら断然気軽に休める。)バイト先の人もすごく優しくて、過去に何度か体調不良でお休みを頂いた時も、わたしの体調を1番に心配してくださってとてもありがたかった。なんだけど、休むハードルが低いとはいえ続けて休むことはなかなか難しい。大学なら単位取得のために認められている欠席日数があったり、バイトなら代わってくれる人を見つける必要があったりする。そうなると結局、少しではない我慢をしてでも「もっとしんどい日の自分」のために今日は行こう、、という思考になる。仕方ないんだけど。やるせない。

まだある、まだまだある、やるせないポイント。今さらだけどこんなのを公開して、いいのかなあ。なるべくSNSに暗い内容を書くことはしないようにしている。でも最近、大好きなしおちゃん(ig: @shio_fujiwara)が最近始めたPodcastで「いつの自分も自分らしい」と話していて、うわあ〜😭😭となった。周りの人から見てわたしらしいと思ってもらえるような自分ではいられない時、人生にはたくさんある。もちろんできれば人からいいなと思われたいから、暗い自分や気持ちが落ちてる自分のことなんて、自分でも好きじゃない、だけど、そんな自分もちゃんと自分だから。ちゃんと?どうせ?その話にすごーく共感したから、今日はそういう自分の足跡を残す日にしよう。今より少し元気になった自分がこのnoteを消したいと思ったら、それはそれでよし。元気になってくれ!どうにか!

体調不良は本当にすごくしんどいし、漢方もお薬も効いているのかよくわからない。即効薬なんてものはきっと無い部類の不調なんだろうな、ということはじわじわ感じてきている。付き合い方次第、なのかなあ。
調子があまり良くないと、周りの人に対してうまく立ち回れないことが、二重につらい。家族に当たってしまって、よくやってしまうのは「今日こんなことが辛かった、嫌だった」という報告を親にしてしまうこと。1日頑張って働いたあとにそんな話、聞かされたいわけがない。ごめんね。直接謝れないのもごめんなさい。それでもいつも、大変だったね、と声をかけてくれてありがとう。

ああ、嫌だなあ。最近、友だちと過ごす時間や読んだ本の中のことば、おいしい食事なんかの中に、なんでもないような幸せをたくさん見つけられるようになってきたばかりなのに。すぐ悲観的になって、周りがもっていて自分にないものばかりに目がいって、自分で自分を苦しめてしまう。大切な友だちにも、大切だからこそ、この話はあまりしたくない。でもきっと、暗い話でもいいから話してよ!と言ってくれる人がまわりにいる。わたしが話さないことを選んだことを怒ってくれるかもしれない。そんなふうに勝手に思えるくらいの人がいる、それだけで少し前を向ける。


どんな冬になるかな。

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