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ハッピーバースデイトゥーミー

4月23日はチビの誕生日です!!!!!

おめでとう!!!!!




さて、26回目ともなると「祝われ」にも飽きが来るというものだ。こう書いてしまうとかなり尊大だが、実際みんなこのくらいのタイミングでネタが尽きてくるものでしょう。違いますか?



だから私は考えたんですよ。


今年の誕生日は一人でホテルで過ごすっきゃないなって。





というわけで、単身で小樽で向かう。

小樽を選んだことについて特筆すべき理由はない。家からなんとなくちょうどいい距離だったからです。


今回はJRを使用した。それにしても寒すぎる。今日の気温は上9℃下4℃くらいのはずだが、体感だと-8℃くらい。通り抜ける寒風。
私は札幌駅のホームが日本で一番寒い場所だと信じて疑っていないが、この仮説について友人から同意を得られたことが一度もない。どうして……?


自動販売機で「あったか~い」のミルクティーを買う。
手に持った瞬間はぬるすぎワロタと思うのに、飲み始めると食道はきちんと温まっていくのを感じる。外皮と内皮との間に感覚的な隔絶がある。同じ体なんだからもっと意思の疎通を図ってほしい。



小樽に着いた!! \パフパフ/


小樽駅、改札を出て一番初めに目に入る看板が「幸福の科学」と「ドン・キホーテ」なので街として終わっている。これが伝統の行き着く先か?



ぶらぶらと歩く。そういえば何の予定も立てていなかったな、と歩きながらぼんやり考える。


ふと気を抜くと、結婚のこと、子どものこと、幸福のこと、介護のこと、実生活のあれこれがざわざわと脳を擦りながら通り過ぎていく。

26歳ってさ、そんな訳ないだろ。冗談きついぜ。




廃線の線路跡がきれいに残っている。


枕木の間隔がちょうど歩幅よりちょっと広いくらいだったので、横断歩道を渡る子どものようにぴょんぴょんと枕木の上だけを飛んで歩いていく。

一人旅でもそういうことをしてもいい。大人って自由だから。



そういえばすっぴんで家を出てきた。コンタクトレンズも着けていない。
荷物を軽くするためと言えばそうなのだが、これも自分のためというか、そういう名目もある。いまだにすっぴん眼鏡の自分が一番好きだ。

この歳で「化粧が苦手です」と言うことへの大きな抵抗。もうそんなことを言っていられる段階じゃないでしょう、という通念。


解き放たれている。誕生日くらいは、ね。



早めに宿に着き、ベッドに腰かける。


ツインルームを一人使用!こんな贅沢があっていいんだろうか。


新しめできれいめの宿で最高。バスタブがないのが潔い。
検索すれば一瞬でヒットすると思うので、あえて宿名を出す必要もない。



あーーーー動けない。夕飯の場所は決めているが、それまでの間どこか観光へ出ようという気力がない。寒いし。寒さが全ての動きを緩慢にしている。小樽フィールドの地形デバフだ。ちゃんと無効属性でデッキ組んでくればよかったな。


結局宿でウンウン言いながら4時間過ごした。そういうことをしてもいい。大人って自由だから。



夜になっていよいよお腹が空いたので、以前に「小樽 ワイン」で検索してGoogleマップ上でヒットしていた雪あかりさんへ足を運んでみる。

飲食店で、一人で、ワインで、たぶん個人経営っぽくて、それってつまりカウンター席で、つまり会話が必要で。
え、それって大丈夫ですか?チビさんコミュ障の代表みたいな方じゃなかったですか?一人で行けるお店の限界、吉野家じゃなかったですか?と心の中のインタビュアーが矢継ぎ早に訊いてきているが、いったん無視して飛び込んでみた。
ええい、ままよ。美味いワインに全力でありつくにはこれしかないんだろうが。



結論、めちゃ美味だった。よかった~~~~~~~。

思った通りカウンター席に通されてマスターや他のお客さんと会話することになったが、みなさんが非常に善良なお方だったおかげで楽しく過ごすことができた。誕生日であることを伝えたら「あちらのお客様からです」も頂けた。あざ~~~~~~~~~~~す。


美味しかったなあ。6500円分も一人で飲食したのは初めてです。
調子に乗ってワインを片っ端からグラスで飲んだせいですが。経済面を考慮するならボトルで頼んだ方がよかったね。

Googleマップでのお店探しは最近よくやるのだが、これがなかなか良いところにたどり着くことが多くてありがたい。
一度だけ、銭湯に行きたいなと思って検索して向かったら、思いっきりラブホテルの前に到着したことがあって殺意が沸いたけれど。おおむね勝率は高い。おおむね。



帰りにコンビニに寄って、誕生日ケーキっぽい雰囲気を最低限満たせるようなスイーツを買ってホテルに帰った。抜かりはない。


それがこれだ。もうワインでぶち上がっているので何を食べても最高になる気がする。味蕾のフィーバータイム突入。



さらに最高になるために、オモコロのイベントアーカイブをホテルのデカ画面で視聴した。もう何度も見てはいるのだが。


ちょっと面白すぎるかも。ちょっと面白すぎるというネタバレをしていながら恐縮だが、このイベントは前情報が何も無い方が恐らく楽しめる。アーカイブは4/23までだから、まだギリギリ買えるぞ。



はあ。自分のための時間だ。惜しげもなく自分にリソースを費やすことはとても怖いことだが(楽しむ義務が生まれるから)、まあたまにはいいやね、と思えるくらいの心の鈍さはこの26年でどうにか得ることができた。



よし。お茶を飲んで明日の朝食ビュッフェに備えよう。


今日だけは混じりっ気のない、自分のための日記が書けた。


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