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6.23時のシンデレラ

どーもティンクエです。

これまで出会った女の子たちの思い出を残しています。

ヤマなし、オチなし、イミなしの備忘録ですので、お暇な時に。

行きずりの女たちシリーズ


26歳、職業ヘアメイクなシンデレラ


シンデレラは女性に人気の物語の一つだ。

男性の皆さんはどうだろうか?

魔法が解けて24時には帰ってしまう、女性。

儚くも美しいが、そこに物足りなさを感じてしまうかもしれない。


今日は令話の時代に現れたシンデレラの思い出を書いていこうと思う。


令話のシンデレラとはbumbleというアプリで出会った。

マッチしてから2、3通程度しかメッセージをしていなかったが、自分のアポがなくなってしまったのと、この子のプロフィールに「フッ軽!」と書いてあったので、

急に「明日、暇?」とダメ元で誘ってみることに。

マッチしたばかりの男から「明日、空いている?」といきなり聞かれても「OK♪」してくれるあたり、さすがフッ軽だ。

bumbleを使って初めて会う女性だったが、「なんだ余裕じゃん」と既に勝利モードに浸っていた。

すると、彼女からまさかのメッセージが


「次の日、仕事で早いから23時には帰るよ〜、それでも良い?」


「チーン、、、」

一瞬、突然の赤信号に急ブレーキを踏みそうになったが、

「いいよ!サクッと飲もう!」と、この時は何故か進むことにした。

初めてのbumbleのビギナーズラックを信じたのか、それともプロフィールから漂う彼女の遊んでる感を信じたのか、tinderで磨いた自分自身を信じたのか、わからないが「なんとなく」この23時に帰るシンデレラはイケる気がした。


プロフィールには3枚くらい自撮り写真を載せていた。3枚とも加工感はなく綺麗な子だった。余談だが、bumbleは顔をしっかり出している子が多い印象。

実際に会ってみても、写真とは変わらず、目の大きさが特徴的なローラっぽいキレイ系美人だった。唯一、写真よりはふくよかかな?と思ったが、許容範囲だった。そんな彼女は生地の硬めの服の形がしっかり出る黒いワンピース着ていた。


メッセージをほぼしていなかったので、お互いの自己紹介から会話が始まった。彼女は、ヘアメイクを個人事業でしてるとのこと。自分でお金を稼げる人は、本当に尊敬する、かっこいい。

ヘアメイクというのは技量はもちろんだが、コミュニケーション能力も同じくらい大切で、この若さでやっていけているのはコミュニケーション能力のお陰と豪語していた。

確かに、聞き上手だし、話も面白い。自分は楽しい時間を過ごせていたのだが、彼女は楽しんでくれているのか、仕事モードにさせていないか少し不安だった。なぜならシンデレラの魔法を解かなければいけないから。

しかし、彼女の魔法が解ける理由というのが、明日始発に乗らなければ間に合わない仕事があるということが判明してしまった。

「仕事か、、、」

仕事は融通効かない、さらに仕事のアポ、しかも始発でバッファーがない状況。シンデレラはシンデレラであることが濃厚かもと思ってしまった。


それでも会話は続き、お互いいい感じにお酒がまわって、話はお酒での失敗談に。彼女は、昔ルームシェアしていた友達のクレイジーなエピゾードを披露してくれた。ネタが尽きない友達で、かなりの遊び人らしい。そんな友達の横にいるのだから、彼女もさぞ遊んでいると思ったが、彼女自身の話が披露されることはなかった。

終始会話自体は盛り上がっていたのだが、彼女の核心には触れらない感じが続いていた。

結局、打ち解けたのか打ち解けていないのかわからない感じで、一次会が終わってしまった。

シンデレラはシンデレラなのか。

敗戦濃厚そうだが、確かめなければいけないタイミングがやってきた。

とはいえ、早めの集合だったの、23時まではまだ時間があった。とりあえず、「23時まで時間があるから、まだ飲める?」と打診してみた。彼女は携帯で時刻表を見ながら、

「うん、23時半までなら行ける♪」

と満遍の笑みで答えてくれた。

「きたーー!」返答のテンションが予想外に高かったことと、シンデレラタイムが23時から23時半に伸びていたので、一気にイケそうな気がしてきた。

その流れのまま「はい♪」って手を出すと、何も言わずに手を繋いでくれたので、勝利を確信し、お決まりの「お酒買ってホテル行こ?」でゴールイン、、、

かと思いきや、まさかの

「やだ〜〜笑」

「え?」めちゃめちゃ焦った。けど、ネガティブな「やだ!」ではなくて、じゃれる感じの「やだ〜」だったので、

「じゃ、コンビニでアイス買って食べよ?」

と言い直した。彼女は「え〜」と言いながらも、手も離さず、歩みも止めず、コンビニまで来てくれた。コンビニではアイスをノリノリに選んでおり、結局、アイスとお酒を買って無事、ゴールイン。焦った焦った。


ぽっちゃりしてるかなと思っていたけど、着太りするタイプだったのは嬉しい誤算。

友達の話ばかりで自分語りをしてくれない子だったが、事後には心を開いてくれた。遊び人の友達の友達はやっぱり遊び人で、経験人数は30人以上、2週間くらい前にも、アプリで会った人としてしまったらしい。ヘアメイクでは芸能関係の仕事もあるようで、俳優と寝たこともあるそう。その俳優を見るたびに彼女を思い出しそうだ。

そんな話をして盛り上がっていたが、ちゃんと23時半には解散し、彼女は次の日の仕事に間に合ったようだ。


事後トークの中で、

「「ホテル行こ♪」はダイレクト過ぎる!だめ!雰囲気作って!」

とお叱りを受けた。

そこからホテルへの誘い方を少し意識するようなった。

男性の皆さん、気をつけよう!



行きずりの女たちシリーズ

1.お酒が好きな真面目な子:26歳、事務員、Tinder
2.お喋り嫌いなバーテンダー:26歳、バーデンダー、Tinder
3.美人エンジニア:24歳、エンジニア、Tinder
4.ストレス発散女:26歳、栄養士、Tinder
5.ハーフの英語教師;25歳、教師、Tinder
6.23時に帰る女:26歳、ヘアメイク、Bumble
7.Tinder始めて5日の子:26歳、営業、Tinder

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