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はじめての疑問点

はじめに

はじめて購入したスマートフォンの初期設定がひとまず落ち着き、操作にかなり慣れて来た頃に誰もが必ず接するであろう疑問点について、代表的な例と対処法を説明いたします。
「これって、どうしても買わなきゃ、利用しなきゃいけないの?」、「孫にこの商品をプレゼントしたいけど、果たして、ちゃんとした商品なの?」など。
この段階からは、情報の真贋や正確性の見極め方が重要視される局面が多くなります。

広告

アプリ内のバナー広告

主に、LINEや主要ニュースアプリ内に表示されます。
これらの広告は、アプリ利用者のおおよその現在地や年齢やアクセス時間帯に基づいてランダムに表示されますが、中には充分に留意すべき内容の広告が表示される場合があります。
具体的には、次のような広告が該当します。
※なお、これらの事例は、特定の広告や特定の企業・団体等を指し示すものではありません。
・懸賞に当選したかのように見せかけたレイアウトで構成された広告(これらは、当該サイト・アプリの運営側による発信ではなく、あなたが懸賞に当選したことの通知でもありません)。
・美容系の広告(利用に際しては、事前に申し込み要項に必ず目を通し、ご自身やご家族で判断しましょう)
・健康食品・サプリメント・健康器具の広告(購入に際しては、事前に販売要項に必ず目を通し、含有成分や効能や副作用、使用方法や服用条件や禁止条件(禁忌)をしっかりと確認しましょう。同時に、かかりつけの医師やご家族に相談することを強く推奨いたします)
・過度に性的や暴力的なイラストを含んだ、漫画サイト・アプリの広告
・アダルトサービスやギャンブル(公営競技や宝くじやスポーツくじは除く)
このような広告については、「できれば、ブロックや非表示にしたい」とお考えの方もいらっしゃるかと思われますが、残念ながら、アプリ内に表示されるバナー広告を完全にブロックや非表示にできる機能は、現状どこのアプリにも用意されていません(一部、月額課金により非表示にできるアプリもあり)。
しかしながら、広告枠内右上に表示されているボタンから、個別に通報して一時的に非表示にすることは可能ですが、常時非表示にすることはできません。

SNS広告

主にTwitter(「X」(エックス)に改称)やInstagramに表示されています。
これらに表示される広告は、ユーザーが当該SNSに登録した個人情報やユーザーがフォローしているアカウントなど、広告主側が広告を表示させるアカウントの対象を設定することが可能です。
重要度が極めて高い公的機関による広告から、大手スーパーマーケットや大手ショッピングサイトやバーコード払い運営会社による広告など、多種多様なジャンルの広告主による広告が表示されます。
ユーザーの意に沿わない広告を無料でブロックできるのが大きな特徴ですが、いたちごっこのごとく、広告配信用の予備アカウントを複数所持している広告主が多いので、ブロックの意味を成し得ません。

ブラウザサイト内のバナー広告

主に、大手総合インターネット会社が運営するニュースサイトに頻繁に表示されます。アプリ内のバナー広告と同じ条件のもとに表示されますが、アプリ内広告やSNS広告と違い、非表示設定が可能な点が大きな魅力です。ただし、すべての広告を完全に除去できるとは限りません。
主に、次の方法で非表示にすることができます。
・ブラウザ(Safari、Microsoft Edge、Google Chromeなど)に連携して使用する、アドブロックアプリ(主に、購入時のみ有料の物が中心)
・すべての広告や、ユーザーが設定した広告を非表示にしてくれる、専用ブラウザアプリ(無料の物もあります)
これらのアプリは、AndroidスマートフォンではGoogle Playストアというアプリ、iPhoneではApp Storeというアプリからそれぞれダウンロードすることができます。ただし、これらのアプリの大半は海外の業者による製品で、突然のサービス終了が発生する場合も少なからずあるので、充分に注意しましょう。
・ブラウザ付属の無料プラグイン(主にパソコンで使用可能です)

ネットショッピング

インターネットの普及と折からのコロナ禍により、ネット通販サイトの需要が年々高まっています。全国どこからでも購入ができ、商品受け取り希望日時や受け取り場所をユーザー自身で設定・変更できることが大きな特徴です。
また、一般的に知られていない優れた商品に出会えるので、日常生活の新たな発見に繋がります。

主なショッピングサイト・アプリ

・総合通販系(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)
・ファッション通販系(ZOZOTOWN、Rakuten Fashion、ベルーナ、ニッセン、ベルメゾンネット、セシールなど)
・携帯電話会社の運営による総合通販(au PAYマーケット、dショッピングなど。当該携帯電話の加入者でなくても利用が可能です)
・家電量販店系(ヨドバシ.com、ビックカメラ.com、ノジマオンライン、コジマネットなど)
・百貨店やコンビニエンスストア運営会社やスーパーマーケットが運営するショッピングサイト・ネットスーパーサイト(大手からローカルなチェーンまで、多種多様な企業が運営しています。また、ウーバーイーツやmenuなどのデリバリーサービス経由にて展開しているネットスーパーもあります)
・アジア系企業運営(SHEINなど、ファッションに特化したサイトが中心)
・その他、各種専門店によるショッピングサイト

購入前には確認を

ショッピングサイト・アプリを見ていると目移りしてしまい、時間の経つのも忘れてしまいますね。
なかには、「誕生日プレゼントとして贈りたい」や、「推しのグッズに癒されたい」とお感じの方が多いですが、購入前には次のチェックポイントを必ず確認を!
【チェックポイント】
・サイトやアプリの下部や、個別の商品販売ページに表示されている販売者の詳細情報や「特定商法取引法に基づく表記」は適切に記されているか。
(注意すべき項目)
・販売者名(フルネームでの記載ではなく、苗字のみの記載の場合は、要確認!)
・販売者の企業概要(ブラウザ検索で確認できます)
・販売者の所在地(念の為に、所在地の地図や建物の外観など、ブラウザ検索や地図アプリで確認すること)

※少しでも不審に感じたら、購入前に当該販売者に問い合わせるなどしましょう。

・著名人やキャラクターの画像を用いた商品の場合、次の点に注意しましょう。
【商品画像や商品説明画像への、所属事務所やアニメ制作会社や映画会社やキャラクター製造会社などのマークと、©️Copyright(コピーライト)表記の有無】
たとえば、ディズニー関連の正規品の場合は、商品説明画像や商品に©️表記に「DISNEY」(スペル完全一致。大文字や小文字は問わず)と、笑顔のミッキーマウスの丸アイコンの下に、「日本国内販売許可」の文字列と、通し番号が記されたマークが付与されています。
すなわち、これらのマークやコピーライト表記が付されていない商品は、著作権や肖像権を侵害している違法商品の疑いが強いです。
違法の疑いが強い商品に使用されている画像は、肖像権や著作権が設定されている画像や動画の無断転載、インターネット上の画像の無断転載、はたまたLINEスタンプ画像の無断転載などが多いです。仮に、このような商品を購入してしまった場合、当該著名人やキャラクターを管轄している企業・団体等には1円も還元されず、違法(の疑いが強い)商品販売業者の儲けになってしまいます。
心配な方は、当該著名人やキャラクターなどの公式サイト・SNSで事前に確認しましょう。
・購入したい商品の価格を、複数のショッピングサイトで比較検討してみることもおすすめいたします。
・洋服や靴を購入する場合は、材質やサイズや洗濯方法をきちんと確認しましょう。また、インテリア雑貨や電化製品の場合は、設置可能なスペースや設置方法も確認しましょう。
・利用したいサイトやアプリ、購入したい商品の支払い方法が、普段日常的に利用している支払い手段に対応しているか。個別の商品ごとに支払い方法が異なるケースもあるので、購入前に必ず確認しましょう。

期間限定無料

継続的な利用者の増加を狙い、月額課金制のサイトやサブスクリプションサービスやアプリの中には、「最初の◯ヶ月のみ月会費無料」とPRしているところが多いです。
筆者自身、月会費無料期間をフルに活用したおかげで、ネットショッピングの送料をかなり浮かすことができました。
しかしながら、次のようなデメリットがあるので、注意が必要です。
・無料期間終了前に退会した場合、再度入会する際は月会費が発生(一部例外あり)。
・無料期間終了後も利用を継続する意思がない場合は、頃合いを見て、無料期間内に退会すること。
・無料期間内に退会手続きを取らなかった場合は、無料期間終了日の翌日から月会費が発生。
・再入会の場合は、無料期間付与の対象者にならない場合が多い(一部例外あり)。

解約

月額課金制のサイトやサブスクリプションサービスが入会当初にイメージしていた内容と違っていたり、他の同種のサービスへの乗り換えや、利用頻度が減少した場合は、解約することをおすすめいたします。
ただし、解約した月の末日までの料金が発生しますが、大半のサービスでは、解約した月の末日まで利用することができます。
解約手続き画面には、解約理由を詳細に入力させる場合がありますが、今後のサービス運営の為にも、忌憚ない意見を入力しましょう。
なかには、解約手続きの過程において、サービスのメリットをここぞとばかりに強調した、解約を引き留めるメッセージや画像が表示されるケースがありますが、あくまでご自身の意向を貫きましょう。

架空請求に注意!

件名や本文の日本語がどことなく乱れている不審なメールやSMSが届いてしまう方が多いと思われます。
このようなメールやSMSには、発信者名に実在するサイト名や企業名を名乗るなどの巧妙な手口が用いられています。
メールやSMSに記されているリンクをクリックして指示通りに入力したが最後。個人情報やカード番号の抜き取り、すなわちフィッシング詐欺に引っかかってしまったことになります。
みなさんは、次のポイントに充分注意しましょう。
・きちんとしたサイトや企業から発信されるもの(主に、サイト利用時のSMS認証や利用料金滞納について)には、件名やメールアドレスの文字列に意味不明な文字や文字列など含まれず、日本語がしっかりしていて、日本の常用漢字が用いられています。
少しでも不審に感じたメールやSMSには返信などせず、ただちに削除しましょう!

著名人を名乗った不審なメール

これは、まだ、SNSのなかった時代に多かったですが、実在する著名人を名乗ったメールが頻繁に見られました。
しかし、これらのメールの表示名に著名人の名前を入れていても、メールアドレスの文字列にはその著名人や所属事務所等の名前は含まれておらず、ランダムな数字とアルファベットだけで構成されていたのです。
メールを開いてみると、その著名人と無関係な卑猥な文章と、アダルトサイトへのリンクが貼られていました。
筆者も昔、毎朝の始業時にこのようなメールの削除に追われたものでした。
著名人が一般人にメールやダイレクトメッセージを送信することは絶対にありません。充分に注意してください。

【あとがき】

スマートフォン購入に伴うインターネットデビューにより数々の疑問点や不明点に遭遇したものの、周囲にネットに詳しい家族や知人がおらず、色々と苦労なさっておられるみなさんの一助となることを目指して、今回の記事を執筆させていただきました。
今回の記事を最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

【著者プロフィール】

データ入力・リスト作成業務の御用命、Amazonほしい物リストなどへのご協力を心よりお待ち申し上げております。

【注意事項】

【お願い】 いつもサポートいただき、誠にありがとうございます。 皆様からのサポートを心よりお待ち申し上げております。 サポートしたことはnoteには一切公開されませんので、ご安心ください。 よろしくお願い申し上げます。