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歯磨き後のコーヒーは不味い 9

泥からの奮起

どうしても行かなくてはいけないミーティングみたいなもの
もうオンラインでいいjy…
はい、顔を見て話すのは大事ですね
はい

泥の中にいる今、朝から身体を起こし、何とかストレッチをして、歯磨きをして…という工程がどうにも果てしない苦行でしかない
もちろん、食欲もなければ、気を抜けば床と友達になりそうになる
それでも、いかねばならん
泥の中の民は奮起する
だが、奮起はすぐに鎮火する
自分で自分を引っ張って、後ろから押して、蹴り飛ばして自宅を出る
もう疲れた
エレベーターが果てしなく長い
管理人さんの元気な挨拶が頭に響く
「ざっす」くらいしか返せない

どうにか現地ではじまるミーティングみたいなもの

私は背景と化すことに全力を注ぐ
そう、私はここにいない、いないのだ。いやいる。
胃が痛い、頭が痛い、前の人の話が右の耳から左の耳に抜けていく
(あぁ、なんていってたかな…)
えーと、フォント?グラフィック?新しい何か?
わからん
全部カタカナで頭に入ってくる
コンパイラがいるな
とか、しょうもないことは思いつく
ウィダーをコーヒーで流し込みつつ、やり過ごしにやり過ごした

とりあえず記録だけはしっかり取って帰宅の途につく
もう三日くらいのエネルギーが費やされた

いつになれぱ泥から脱出出来るかは考えない
泥と共に生きていかなくてはならん
どんな薬も、高級焼肉も、ただの塊だ
味も似たようなもんだ
そんな泥だ

時間がそのうち、なんとかしてくれる
開けない夜はない!なんてことはない
とにかくフラットに保てるようにする
泥でも沈み続けなけれぱいい

暗い話やな(笑)

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