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「日本語、お上手ですね。」なんて

高校卒業後に来日し、
日本で過ごしてきた12年間、
「日本語」でもがいたり、
「日本語と中国語の間」でもがいたり、
他の人がどうなのか分からないが、
「自分が生きることば」について
考えることがしばしばある。

それが最近いっそう
良く考えるようになった。

私のnoteをご覧いただいている方々も
お気づきかと思うが、
内容に方向性がないのが現状。

思い出、思いつき、感想…などなど、
その時の思いや気持ちを掴んで、
かろうじて残した文章たち。
(なのに、スキを下さって本当にありがとうございます。)

「日本語、お上手ですね」

初対面の方と日本語で話すと、
「日本人かと思った」
「日本語、お上手ですね」
など、良く言われるが、
本当は上手じゃないことを自分が一番知っている。

自分が知っている言葉、使いやすい言葉を使う。
伝えるために簡単な日本語の羅列で説明する。
仕事や生活に支障がない程度の日本語力しか持っていない。
それで満足してしまった。

もっと言うと、
「日本語、お上手ですね」と
言われ続けることで満足してしまった。

日本語で文章を書きたい&発信したいが、
でも日本語を精進する努力は怠けている。
読みたいものがとにかく山積み、
ニュースを追いかけるだけで精一杯
インプットもアウトプットも
追いつかないカオスな現状。

そしてもう一つ、
日本語が本当に上手い人々、
自分よりも日本語歴の短い方々が、
素晴らしい日本語の使い手になっている。

流行りに敏感で、スポンジのような吸収力がある。
それこそ色んな表現方法(Youtube、SNSなど)を駆使する
若い日本語学習者が最近増えてきたね。

悔しさと羨ましさが混ざり、
プレッシャーを感じる日々。

「日本語、お上手ですね」 なんて、
建て前でも受けて恥ずかしい言葉だ。

本当に、本当に、
「まだまだです。」

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