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MVVを見直しました

Tim - 村山毅

Timです。sweeepという会社を運営しております。sweeepは請求書の経理処理をAIで自動化するサービスで昨今のDXの流れもあって順調に成長しています。この業界は最近盛り上がりをみせていますが、我々が始めた2019年ころはまだ類似のサービスはほとんどありませんでした。

当社がMVV(Mission/Vision/Value)を作ったのはサービスを出してすぐの頃です。会社が次のフェーズを迎えたことを期にこの度MVVを見直しました。MVVをこれから作る、見直そうという方、当社への参画をお考えの方にとって参考になれば幸いです。(議論のときにつかったスライドの添付あり)

なぜ見直したのか

メンバーが増えてきて意識を合わせていきたかった
当社のメンバーは30名ほどになりました。以前は一人一人のメンバーとコミュニケーションを密にとれていたのですが、最近はその頻度が減りつつあります。もろもろの会話の中で伝えることができていた価値観を浸透させることが困難になってきて、このままだとメンバー間の感覚に隔たりが生まれるのではと思いました。

採用時のメッセージを明確にしたかった
最近、採用活動を本格化していて「Culture Deck」をつくろうってなったのですが、肝心のMVVがあまり煮詰まってないなと感じました。もちろんMVVをつくった当時は「これだっ!」て感じだったのですが、数年してサービスに懸ける想いが進化したため旧MVVへの熱狂の度合いが少し下がったのだと思います。

どうやったのか

メンバーを決める 
まずは議論するメンバーを決めました。手段として全社員ワークショップから始めるというパターンもあると思いますが、収集がつかずに時間を失う懸念が大きかったのでマネージャ陣に絞って検討を進めました。

フレームワークを決める
マネージャ陣で議論するにもやはりブレストからというのはやめました。無駄打ちは避けてコンパクトかつ深い議論にできるよう以下のとおりフレームワークを考えました。なぜこの順番にしたかというと最も議論がしやすく逆はないなと思ったからです。概念的にはMission(Why)を主として、その手段であるサービスや価値観が従となります。創業時ならまだしもこのタイミングでいきなりMissionからスタートするのは無理があります。現在地を再確認して適切なMissionを模索していきます。

1. 今の自分たちらしさを再確認する
2. ありたい姿を定義する
3. 大枠の考え方を決める
4. ワーディングを決める

今あるサービスや価値観の確認からはじめる

1. 今の自分たちらしさを再確認する

ゼロベース思考で議論することは大事ですが、今の自分たちとかけ離れたところにMVVはありません。まずは今の自分たちらしさを言語化することから始めました。

当社には2つの特徴があります。まずは「仕組み化・効率化・自動化」というサービスにも直結する観点。もう一つは「自由な働き方」です。MVVを定義する上でこのらしさを意識しました。

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2. ありたい姿を定義する

次にどんなチームにしたいか、どんなサービスにしたいかを言語化しました。

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ありたいチーム
当社はフルリモートかつどんな人でも働きやすい環境を用意しています。その結果、全世界から様々なライフスタイルのメンバーが集まっています。

タイへの移住を期に当社への入社を決めたメンバーの記事は閲覧数が多く根強い人気をもっています。他にも地方移住+子育てしやすいという理由で入社したメンバーもいて、会社によって住む場所やライフスタイルが制限されない環境を提供できていることを嬉しく思います。

当社ではフルリモートやフレックスの制度を導入しておりますが、実用が伴わない形ありきのシステムでありません。参勤交代的出社(特に目的のない出社ルールのこと。対面コミュニケーションに意味がないとは思っていません。)はありませんし、フレックスは月間制(1日の中での時間調整ではなく、1ヶ月の中での時間および出勤日調整)で運用しています。本当にメンバーが使いやすいように設計しています。

このスタイルはコロナ以前より始まっており、サラリーマン時代の働き方に疑問を感じ、合理性を追求した結果です。ストレスフリーかつハイパフォーマンスを追求できるこの状態がとても合理的だと思っています。

ありたいサービス
当社では経理業務を効率化するサービスを運営しています。このサービスを始めたのは僕が新卒以来ずっと経理の方々と向き合ってきて、単純かつストレスフルな業務が多いと感じていたからです。この業務が自動化できれば本来やりたいはずの会計情報の分析や経営への提言ということに使える時間が増えるのにと思っていました。

余談ですがMakuakeさんにインタビューしたときに経理チームのミッション(ミッションが定義されていることが素敵すぎるなと思いました)をお聞きしました。「価値のある数字を創る」ということをミッションに掲げられていて、「まさに!」と感動したのを覚えています。お手伝いできることを嬉しく思います。

価値のある数字を創る

3. 大枠の考え方を決める

Mission
ありたい姿が定義できたら大枠の考え方を決めます。当社ではソフトウェアを作っているのですが、それはあくまで手段です。その先にある使命は何だろうと考えたときに「時間」を創っていることに行きつきました。そして時間をつくるのは「やりたい」ことが実現したいからと。こんな順番でMissionを決めていきました。

時間を創り出し、やりたいが叶う社会を

前の議論があったからMissionは割とすんなり決まりました。次はVisionです。Visionを決めるのが一番難航しました。

Vision
MissionがWhyだとして、VisionはWhatにあたります。Visionをみれば何をしている会社なのかがある程度想像できるとよく言われます。しかし具体的にしすぎるとサービスを限定してしまったり小さく見えたりしてしまいます。最初の案は「テクノロジーで単純労働から人々を解放する」としました。AIなどの最新テクノロジーを活用するという点、バックオフィスを中心とした単純労働をなくしたいという想いを反映しました。この案は議論していた僕以外のメンバーからは考え方はOKだが言葉が強すぎるという意見が出ました。一旦保留としてワーディングをブラッシュアップする方向になりました。

Value
最後にValueです。行動指針ですから社内での浸透力を強く意識しました。社内への浸透を図る際にはとにかく「わかりやすさ」だと考えました。わかりやすくするためには「数」を絞ること。まず数を3つとしました。

ここでもありたい姿をベースに考えました。ありたい姿を「働き方」「考え方」「動き方」の3つの観点で表現し、全会一致でOKとなりました。

働き方:自由と自律
考え方:ゼロベース思考、本質思考
動き方:仕組み化

4. ワーディングを決める

MVVそれぞれにおいて概念レベルの合意形成ができたので、適切なワードをチョイスしていきます。ワーディングにおいてはsweeepらしい言い回しと語呂を意識しました。Visionは強すぎた表現をsweeepらしく滑らかに。Valueにおいては語呂を合わせました。特にVisionは以前のMissionである「働くを楽しく」が好きという声を反映して残す形になりました。

Mission
時間を創り出し、やりたいが叶う社会を

Vision
テクノロジーで働くを楽しく

Values
自由と自律をもったプロフェッショナルであろう
常識と慣習をディスラプトしよう
仕組みと自動化で価値創造にフォーカスしよう

注意したこと

当たり前ですがMVVは社外だけに向けたメッセージでもなく、社内だけに向けたメッセージでもありません。ただ、社外・社内どちらかに偏ってしまうことはよくあることです。対外的には自動化やリモートを推進しておきながら自社は真逆の働き方をしている。そんな状態にはしたくなかったです。

単に現行不一致が気持ち悪いということではありません。サービス・チーム・MVVが一つの環でつながることで社会やお客様に最も大きなインパクトを生み出せると信じています。

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どうやって浸透させるのか

MVVを決めて早速全社ミーティングでメンバーへ伝えました。今のところ社内の反応は上々で「指針ができてスッキリした」「以前よりも具体的でわかりやすい」という声が多く聞こえます。しかし、一朝一夕で浸透はしません。新しく入ってくるメンバーへも伝える必要があります。

MVVはつくっただけでは無意味です。どうやって浸透させるかが最も重要です。浸透させるための施策を考えてしぶとく伝えていく必要があります。まずは新MVVを伝える動画をいつでも見れる場所においておきました。より伝わりやすくするために編集も検討しています。

もう一つの施策として浸透させるために各チームからメンバーを募りMVVエバンジェリストチームをつくりました。正確に言うと施策をつくるためのチームをつくりました。今後はエバンジェリストチームが中心となって施策を展開していく予定です。実際の取り組みについてまたご紹介できる機会があればしたいと思います。

MVVを再定義したので早速Culture Deckを作成し採用ページに載せました。積極採用しておりますので当社にご興味をお持ちの方はぜひご応募ください!


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Tim - 村山毅

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