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農業の未来が不安…

2022年9月28日

昨日は睡魔に完敗してしまったので、今日はちょっとだけ早めに日記を書き始めてみてます。

ただ、昨日なんとなく頭にあった「ちょっといい感じのこと」は甦ってくることはなく去ってしまったようで、全く思い出せません(笑)

ただ、代わりに今日は米を集荷していて思ったことを少し書いてみますね。


私が「米運び」と称しているのは、JAへ米を出荷する農家さんの家→JA倉庫へ米を運ぶ仕事です。
この時期だけ借り出されてバイトしてます。
多分10年くらいやってると思うのですが、私が手伝い始めた頃から比べると、集荷に回る農家さんがかなり減ってるんです。
年々少なくなっていき、
「あれ?〇〇さんのところって今年まだ行ってないな…」と思ってJAの方に聞くと、
「あそこんちはもう田んぼやめたんだわー」
とか
「〇〇さんは去年病気になって…」
などなど…

確かにJAに出荷しなくても民間業社に出荷するようになっている農家さんもいますし、農家さんが直接「カントリーエレベーター」へ搬入するようになっている場合もあるのですが、基本的には後継者問題なんだろうな…と思ってます。

あ、「カントリーエレベーター」とは…

カントリーエレベーターとは、生産者の
共同利用施設(きょうどうりようしせつ:大型倉庫)のことをいいます。
この施設で、米、小麦、大麦、大豆などを乾燥(かんそう)、貯蔵(ちょぞう)、調製(ちょうせい)、出荷(しゅっか)までを一環(いっかん)して行っています。
お米を例にすると、農家でコンバインなどで刈(か)り取られた籾(もみ)が、カントリーエレベーターに持ち込まれ、籾の重量が計られ、大型乾燥機(おおがたかんそうき)により乾燥されます。乾燥された籾は温度管理されている大型のサイロに貯蔵(ちょぞう)され、出荷(しゅっか)する分の籾だけを籾摺り機(もみすりき)で籾殻(もみがら)を取り、玄米(げんまい)にして出荷されています。
農林水産省HPより

つまり田んぼから直接カントリーエレベーターへ搬入できるのですね。
私たちが集荷している米は、30キロの米袋に入れられた玄米か、フレコンと呼ばれる約1トンの大きな袋に入れられた玄米です。つまりその状態になるまでの作業を農家さんがやるのですが、特に30キロの袋に入れてそれをパレットに積むという作業はかなりの重労働。

※わかりやすいサイトを見つけたのでまた興味がある人(いるとは思いませんが笑笑)はコチラを覗いてみてください(笑)

なので、田んぼからカントリーエレベーターへ直で搬入できるのはかなり負担が減ります。
但し…当然ですが単価はかなり落ちるそうです。

集荷に回る農家さんが減っている理由の一つであるこのカントリーエレベーターへの搬入は、つまり、高齢になった為に難しくなった作業の負担を減らす為ということが想像できますよね。

もう一つの理由…田んぼをやめる。
田んぼをやめる…と言っても、見渡したところ田んぼ自体が減っているようには見えないので、その「やめた田んぼ」は誰か他の農家さんが米作りをしているはずです。
その田んぼの地代として自分たちが食べる米を分けてもらう…みたいなパターンが多いようです。(多分)
この場合、代わりに作っている農家さんからの出荷量が増えていることはあります。
ただ、やめる理由は高齢化→後継者がいないから…が大半でしょう。

実際、私たちが回る農家さんが減ってきた中、残っている農家さんのほとんどが高齢者。
私の同級生のお宅を回った時に、そのお母さんが話していたこと…
「長男が農家やらないと言ったら、俺がやる!と言っていた次男(←私の同級生)も今は関東の方で仕事をしていて帰ってくる気配はない」とのことでした。  

だから…30代〜40代くらいの若い世代の人たちが農家を継いでいるのを見ると、すごいなぁ…と思うと同時にありがたいなぁと思うのです。
新潟は米だけじゃなく、野菜全般とても美味しいところです!
それは農家さんあってのこと。

「農業 後継者問題」で検索してみたらたくさん記事が出てきました。
新規で農業を始めようと思う人もいるようですが、なかなかハードルが高いようです。
農家は基本的に世襲制でしたが、後継者が身内でなくてもいいわけで…
これからはそういう形も増えていくかもしれませんね。
国としてもなんとか後押しするような政策をもっと考えていかなくてはならないですよね。
ま、今に始まった問題ではないので、いろいろあるのかもしれませんが…
(その辺のことはよくわかりません)

とにかく、なんとかこの問題を解決してこれからも美味しいお米、野菜、果物…食べ続けられるといいな…と切に願います。

では、また明日。

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