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口コミもらう側から、「食べログ」ニュースをみて思ったこと
「食べログ」ニュースをみて思ったこと
ちょっと前になりますが、こんなニュースがありました。
テレビのニュースで取り上げられていたので、知っている方もいるかもしれません。飲食店の口コミサイト「食べログ」が、不当に低評価をつけたことで、不利益を被ったとして、飲食店側が訴えた件です。くわしくは、リンク先へ。
このニュースをみて思ったのは、次の2点。
①そもそも口コミはあてにならない
②とはいえ、口コミを参考にしてしまう
①そもそも口コミはあてにならない
私はあるマッチングサービスで、整理収納の仕事をしています。サイトを通して依頼を受け、作業終了後には、依頼者から評価を貰います。具体的には星の数とコメントです。
先日、あるご家庭に伺ったときのこと。依頼者のAさんは、私の前に1度、整理収納サービスを別の人に依頼していたことが、事前にプロフィールをみて分かっていました。しかも評価は☆5つ。感想も高評価でした。
「どうして同じ人に依頼しないのかな?スケジュールが合わなかったのかな?」と思い、実際にAさんに会った時に聞いてみると、「実は、『もうここには来たくない。この家はひどい』と言われて…。なんとかこのスペースはやってもらえたんですけど、やってほしかったこちらは、『やっても無理、意味ない』と言われて…」と、申し訳なさそうに話してくれました。
Aさんは、前回の作業に不満を感じていたものの、サイト上では最高評価の☆5つをつけ、感想でも「助かりました。よかったです」と書いていたのです。
実は、こういうケースはけっこうあるな、というのを、サイトを使って仕事をしていて感じています。Aさんの他にも、以前の作業に不満をもらしているものの、サイト上では高評価を付けている方に、何度か出会ってきました。
不満を感じたら、それをそのまま口コミにのせる人もいる一方、Aさんのように、本当の気持ちを書くことができないケースがあります。なぜ、感じたことをそのまま書かないのか、については、それぞれの事情があるのでしょうが、ほんとうのところは、私には分かりません。もしかしたら、担悪い評価を書くことで担当者に何か言われたりする可能性があり、それが怖かったのかな?とも思いますが、あくまで想像の範囲内。
また、これとは逆に、意図的に低評価をつけるような人も存在するのだろうと思います。特に、「食べログ」のような飲食店では、悪意を持った人が全くいないと考えるほうが不自然な気もします。
つまり、正直に感想を書く人だけではない以上、口コミの信頼性はかなり怪しいと感じています。
②とはいえ、口コミを参考にしてしまう
口コミは100%信用できる!なんて思ってる人、たぶんいないと思います。多少の違いはあれ、「怪しい部分もあるよね」とは多くの人が感じていますよね、たぶん。
とはいえ、口コミの難しいところは、それでも、口コミをある程度は参考にしてしまうということではないかな、と思います。
お金を払う以上、できるだけ失敗したくないと思うし、写真や動画でサービスを確認するには限界があるからです。実際にそれを利用した人の感想を参考にしてしまうのは、まぁ当然の結果ですよね。
いくら口コミを掲載する基準や制約を設けても、100%信用できるものになり得ない以上、大切なことは、口コミを参考にする時は、「ほんとうにそうなのか?」「信憑性は?」「辻褄はあっている?」など、疑いの目を持つことかな、と思います。口コミに限らず、ネットのニュースやSNS、全てにおいてそうですが。
自分が口コミで評価される側になって、改めてそう感じました。
そしてできれば、子供達とも、ネットの情報を疑ってかかる練習を日頃からしておきたいなと感じます。
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