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息子が自分で決める伝え方

長男は4月から中学生になりました。

noteで何度か書いていることですが、長男は生まれつき、左目の視力が極端に弱く、右目だけで見ている状態です。

大学病院や子供医療センターにも通いましたが、特に手術でなおるものでもなく、生活に大きな支障もないので、今は、小さい頃からのかかりつけの眼科で、半年に1度の定期健診を受けているだけです。

言われないと気が付かないほど、ほんとに生活に支障はありません。

いや、もしかしたら、本人にはなにかしら、感じる場面もあるのかもしれません。
一緒に生活してそばで見ている私の立場では、問題はないように見えるということです。本人からの「困ってる」というSOSも、今のところはありません。

小学校時代は、毎年進級する度に、5月の家庭訪問で担任の先生に説明してきました。主に、長男の目の状態と、すこし気を付けてみてほしいという2点。


そして今年は、先生だけでなく、学校が変わりました。また、説明する時期がやってきたなと感じました。

しかし…中学校は春に家庭訪問も個人面談もありません。どこまで、どんなふうに伝えようかな、と考えました。

長男が進学した学校では、保険調査票のようなものが配られて、そこに身体的な記録や、学校側に伝えておきたいことを書いて提出します。特別に学校側に配慮を求めるような場合は、紙だけでなく、別途担任との面談の時間が設けられます。

面談して、口頭でも伝えたほうがいいんだろうか…?

と、数日悩みました。

小学校のときと、同じ姿勢でいいのだろうか?と。


結論からいうと、紙に書いて提出しただけで、担任の先生に面談をお願いすることはしませんでした。

理由は、この2点です。

・(現時点では)学校側に配慮をお願いする必要はない
・長男は成長したので、困った時は自分自身で先生や周囲に伝えられる

中学校では、今までとガラッと生活が変わります。もしかしたら、目のことで困る状況もあるかもしれません。しかし、長男はもう中学生。客観的に状況を把握して、自分で周囲に伝えることができるだろうと、私は判断しました。そして、長男にも「困ったときは、自分で対応してね」と声をかけ、長男も了解しました。


中学生になり、長男は急に成長したような気がします。

毎朝きっかり6時の起きて、英語のラジオを聞き、朝ごはんを食べて、準備して、時間になったら登校していきます。夜は20時になると2階の勉強部屋に行き、宿題や勉強を1時間程度やり、終わったら1階に降りてきて、すこし遊んで就寝。

誰に言われなくても、全部1人で淡々と日々の生活をこなしています。

自分で考え、判断して、行動できる力がついてきたのだなと思います。

今後、目のことを、周囲にどんなふうにどんなタイミングでどれくらい伝えるのか伝えないのかは、長男本人が決めていくことになるだろうと感じています。

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