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憧れのクラシカルホテル「ホテルニューグランド」プルミエスイートルームに泊まってみた

みなさんは地元のホテルに泊まったことがありますか?ステイホームをよびかけるこのご時世、なかなか県外へ旅行にいきづらい。海外旅行のためにためた貯金でおもいきって地元のホテルへ泊まり非日常気分をあじわうのもいいかもしれません。きょうはご縁があって、職場からたった30分(近すぎる笑)の「ホテルニューグランド」へ泊まったお話をしたいと思います。

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ホテルニューグランドとは

ホテルニューグランドは山下公園の前にあり、ヨーロッパの雰囲気がただようノスタルジックな趣のクラシカルホテル。
三谷幸喜監督の映画「THE有頂天ホテル」や木村拓哉さん主演のドラマ「華麗なる一族」に登場するなど数々の映画やドラマのロケ地としても有名です。
ではなぜホテルニューグランドはこんなに人を惹きつけるのでしょうか。
背景には大正15年から受け継がれてきた歴史があります。

大正15年、関東大震災で甚大な被害を受けた横浜は復興計画の一つとして海外から横浜港へ来たお客様のためのホテルを建設しました。
総支配人にフランスのパリからアルフォンゾ・デュナン氏を招聘。パリのホテルに勤めていたスイス人シェフ、サリーワイル氏を料理長にすえ、
さらには元帝国ホテルの料理長、内海藤太郎氏を補佐につけました。ホテルニューグランドは本格フランス料理を提供する最新のヨーロピアンスタイルのホテルとして昭和2年に開業しました。

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初代料理長サリー・ワイル氏はフォワグラやキャビア、カナダ産の羊肉やソーセージ、スイス産やオランダ産のチーズ、イタリア産のマカロニやスパゲッティ、セロリやレタス、グレープフルーツといった食材をわざわざ海の向こうから取り寄せ、華やかなフランス料理を提供しました。
彼は格式ばったフランス料理をもっと身近で楽しいものにしようと、お客様との会話を楽しみ、コース料理ではなく好きな料理が選べるア・ラ・カルト方式を取り入れ、当時の洋食業界としては画期的な革命を起こしました。
ホテルニューグランドのキッチンから今では誰でも知っているドリア、ナポリタン、プリンアラモードなどの料理が生まれ、日本の洋食文化に大きな影響を与えたのです。

戦前・戦後の宿泊客も世界のVIPばかりでイギリスの喜劇王チャーリー・チャップリンやフランスの作家ジャン・コクトー、日本の作家大佛次郎が宿泊客リストに名を連ねています。戦後は連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーが滞在したことでも知られ、彼が泊まった一室にはライティングデスクとイスが残っており「マッカーサーズ・スイート」として今でも泊まることができます。

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プルミエスイートルームに泊まってみた

歴史の話はこのへんにしてそろそろホテルとお部屋をのぞいてみましょうか。ホテルニューグランドは本館とタワー館があり、今回はタワー館のプルミエスイートルームに泊まってみました。

↓↓ 1階のロビーもすてきーー!!

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↓↓ じゃーん!おおぉ!お部屋がかわいい!!

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↓↓ フランスの貴族や農民のようすが描かれたグラビュール(銅版画)が7つも飾られ、まるでフランスの邸宅に来たかのよう。壁紙かわいすぎない?

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↓↓ 調度品の一つ一つがラグジュアリー。あれ。私は今フランスにいるのかな・・・

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↓↓ ベッドのクッションすらかわいい。(もはやかわいいしか出てこない。語彙力・・・)

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↓↓ アンティーク風の美しいドアノブにさえうっとりする

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↓↓ まるでフランス映画に出てきそうなランプシェード。優雅~

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↓↓ ふかふかのソファ!シンメトリーのランプと壁のディテールに目がハート。

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↓↓ 大理石のバスルームとシャワーはお姫様気分に

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↓↓ アメニティはブルガリでした。eau parfumée au thé vert=緑茶の香りのシャンプー、コンディショナー、ボディミルク、石鹸。フランス式の蛇口がおしゃれすぎるぅ~

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↓↓ 窓からはマリンタワーや山下公園、港の見える丘公園が見えました。

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↓↓ 空気清浄機、wi-fi、USBポート、ワイヤレススピーカーも完備。

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↓↓ 朝食はレストラン「ル・ノルマンディ」にて。
焼きたてのクロワッサン、コーヒーロール、テーブルロール。ふわふわのきれいなオムレツにグリーンサラダ。メニューはシンプルながら意外とボリューミー。横浜港をながめながら朝からゆったりいい気分

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↓↓ タワー16階にあるラウンジ「ザ・クラブ」は高層階の宿泊客専用スペース。ドリンクサービスが受けられます。私はココアでほっと一息。はー癒されたー

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地元再発見。

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いままでン十年、横浜に住んでいたのに気づかなかったクラシカルホテルの魅力。横浜にいるのにまるで海外へ滞在した気分。まったくちがう視点から地元を再発見できてとても新鮮でした。ふだんなら近すぎて躊躇する地元のホテルですが、県外になかなかいきづらい今だからこそ、いっそのこといつも気になっているホテルに泊まるのも贅沢で面白い経験だと思います。微力ながらコロナ渦で大変な思いをされている地元の観光業界を応援することにもなりますし。最後にお世話になったホテルニューグランドのスタッフのみなさま、どのセクションの方も笑顔がとても素敵でした。心温まるホスピタリティをどうもありがとうございました。

▼横浜の老舗クラシカルホテル「ホテルニューグランド」

https://www.hotel-newgrand.co.jp/

■住所 神奈川県横浜市中区山下町10番地

■電車
みなとみらい線「元町・中華街駅」1番出口より徒歩1分
京浜東北線「石川町駅」から徒歩13分

■羽田空港
羽田空港と山下公園、横浜駅を結ぶリムジンバス

※こちらはタイアップ記事ではございません。あくまで個人の感想です。

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