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ストレスの対処法

ただでさえストレスが多いと言われる現代に、コロナ禍が加わってしまい、さらにストレスフルな状況が続いていると思います。

ストレスにもいろいろな種類があり、「良いストレス」と「悪いストレス」があると言われています。

悪いストレス

ストレスと言われれば、一般的に「悪いストレス」をイメージされるのではないでしょうか。このストレスが原因で体調不良を引き起こし、最悪の場合はうつ病などの精神病を引き起こしてしまいます。このストレス、何が原因だと思いますか?

ストレスの原因は、あなた自身にあると言われたら、どう捉えますか? 「そんなことはない、私に原因があるはずない!」と反論されますか? それとも「そうだな、私に原因があるかも・・・」と思われますか?

私は、悪いストレスは「自分を何か(誰か)と比較して、自分が劣っていると思ってしまうからストレスをかかえる」のではないかと思っています。そして、それが不安や悩みに繋がり、良くない状況へと転げ落ちてしまう、負のスパイラルに陥ってしまうと考えます。

良いストレス

一方で、良いストレスもあります。良いストレスとは「自己成長につながる適度な緊張感を生むもの」と言えます。

たとえば、あなたが大事な商談の交渉を会社を代表して任されたとしましょう。ものすごいプレッシャーに押しつぶされそうですよね? でも、会社を代表して選ばれたので、誇らしい気持ちになります。また、「よし、頑張るぞ!」と前向きに取り組めば、良い成果をもたらす可能性が高まります。

つまり、ストレスをポジティブに捉え、それを前に進む原動力とするわけです。

何が違うのか?

良いストレスと悪いストレス、何が違うのでしょうか? 

さきほどの一例でいくと、もしかしたら「私に務まるのかな・・・」とか「どうしていいか分からないから不安で仕方がない・・・」といったネガティブな気持ちになり、悪いストレスになる可能性も秘めています。状況は同じなのに、良いストレスにも悪いストレスにもなり得そうです。

ここにストレス対処法の秘訣があると、私は思っています。発生した状況を「ネガティブに捉えるのか」それとも「ポジティブに捉えるのか」、これが違いと考えます。

底辺まで落ちてみる

ストレスがかかる状況で、それをすぐさまポジティブに捉えるのは非常に難しいです。超前向きな人でも、悲しい出来事に遭遇すれば、やはり悲しくネガティブになります。

では、どうやってポジティブに持っていくか。まずは「落ちるところまで落ちてみる」のがいいのではないかと思います。「悔しい」「悲しい」「むかつく」等のネガティブな感情を、思いっきり感じてみましょう。自分の感情を思いっきり外に出しましょう。泣いてもいいんです! 叫んでもいいんです!

ラッキーと捉える

ネガティブな状況を思いっきり感じたところで、少し視る視点を変えてみましょう。そして、「あれ? これに気づけたのはラッキーじゃない?」と思ってみましょう。

先程の一例でいけば、「会社を代表して選ばれたのって、ラッキーじゃない?」と思うわけです。なかなかあることじゃないですよね? その境遇に置かれた自分は非常にラッキーなのです!

欲しい結果と現状のギャップを直視する

ラッキーな状況に置かれているものの、欲しい結果と現状にギャップがあるからストレスを感じています。では、そのギャップは何でしょうか。なぜギャップがあるのでしょうか。ギャップを明確にしてみましょう。今の自分に足らないところが見えてきて、悔しい気持ちになるかもしれません。でも、それはそれでいいのです!

ギャップを前進するエネルギーに変える

ギャップを把握できれば、目指すところがはっきり見えます。これを「私はここまで絶対行くんだ!」という、前に進むためのエネルギーに変えます。これが出来ると、ストレスが良いストレスになり、自己成長につながります。

逆境な状況ほど楽しむ

私はすごく苦しい状況に陥ったときほど、「この状況を楽しんでやるんだ!」と思うようにしています。そりゃもちろん、めちゃくちゃ苦しいです。逃げ出したくなるほど辛い経験も何度もしてますが、逃げることなく少しでも「楽しんでやる!」という気持ちを持つようにしてます。

不思議なことに、楽しもうと思えば思うほど冷静になれます。客観的に物事が見れます。俯瞰して状況を把握しようと努めます。そうすると、必ず状況を打開する方法が見つかります。

「苦しい」「逃げたい」「助けて」といった感情に溺れているうちは、残念ながら打開策がまったく見つかりません。

水に溺れた時、「助けて!」と言ってジタバタしても事態はよくなりませんし、体力を浪費するのでむしろ悪くなる一方です。でも、少し冷静になれば何か助かる方法があるかもしれません。ひょっとしたら木が流れてくるかもしれません。ジタバタしてれば、木が流れてきたことを見逃してしまいます。

心の持ち方ひとつで、ストレスは制御可能です。そして、そのストレスを良いストレスに変えて、自己成長につなげたいですね!





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