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お子さんの教育資金

お子さんが進学する場合、どうしてもお金がついて回ります。「平成30年度子供の学習費調査」によると、年間の学習費総額は以下のようになっています。結構かかりますね・・・。

公立幼稚園 22万3,647円(前回比4.4%減)
私立幼稚園 52万7,916円(前回比9.4%増)
公立小学校 32万1,281円(前回比0.3%減)
私立小学校 159万8,691円(前回比4.6%増)
公立中学校 48万8,397円(前回比2.1%増)
私立中学校 140万6,433円(前回比6.0%増)
公立高等学校(全日制) 45万7,380円(前回比1.4%増)
私立高等学校(全日制) 96万9,911円(前回比6.8%減)

大学進学となると、さらにお金がかかってきます。下記を参照ください(出典:入学から卒業までにかかるお金 学費編

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シングルマザーはタダでさえ経済的に苦しい方が多いのに、お子さんの教育資金まで準備することは非常に大変なことです。そこで、利用したいのが奨学金制度や貸付金です。

シングルマザーが優遇される奨学金制度

シングルマザーの負担を軽減するため、シングルマザー向けの奨学金制度もあります!

全国母子寡婦福祉団体協議会 「ひとり親家庭支援奨学金制度」
利用対象者:中学3年生・高校生・高等専門学校に通う学生
応募者資格:母子家庭や父子家庭などのひとり親世帯であること。経済的に、厳しい状況であること。品行が良く、社会貢献に積極的な学生であること
支給月額:3万円
特徴:他の奨学金との併用が可能。各都道府県から4名選抜方式(2020年度実績。年によって人数は異なる。)なので、真面目に勉学に取り組みたいという強い意志が求められます
2021年度の奨学金募集案内・申請書などは2月20日頃に掲載される予定です。

JASSO(日本学生支援機構)「高等教育の修学支援新制度」
利用条件:住民税非課税世帯・生活保護世帯・児童養護施設などのサポートを必要とする学生
支給月額:2~4万円
特徴:下宿をするなど、自宅以外の場所から通学する場合には支給額が1万円プラスされる。2020年4月より新制度がスタートし、入学金も免除されるようになっています。

JASSO(日本学生支援機構)「第一種奨学金」
利用対象:国内にある大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)に在学する学生と生徒
応募条件:特に優れた学生及び生徒・経済的理由により修学困難だと判断された人
支給月額:学校の種別、通学形態、入学年度などによって変動する
特徴:無利子。返済方法は、定額返還方式・所得連動返還方式から選択可能JASSO(日本学生支援機構)「高等教育の修学支援新制度」
利用条件:住民税非課税世帯・生活保護世帯・児童養護施設などのサポートを必要とする学生
支給月額:2~4万円
特徴:下宿をするなど、自宅以外の場所から通学する場合には支給額が1万円プラスされる。2020年4月より新制度がスタートし、入学金も免除されるようになっています。

シングルマザーが優遇される貸付金制度

生活福祉資金貸付制度
都道府県の社会福祉協議会によって実施されている「社会福祉資金貸付制度」は、住居のある市区町村の社会福祉協議会へ申請する貸付制度です。低所得者世帯・高齢者世帯・障害者世帯が対象となり、所得が基準を下回っていれば母子家庭も対象となります。

母子父子寡婦福祉資金貸付金
厚生労働省では、子どもの修学のための費用が足りないひとり親家庭に対し、修学資金の貸付を行っています。親への貸付には子を、子の貸付には親を連帯保証人に設定。貸付利子は無利子で、償還期間は20年以内です。申請・問い合わせは、各地方公共団体・福祉担当窓口となっています。

国の教育ローンを利用

日本政策金融公庫「教育一般貸付」と呼ばれる国の教育ローンは、350万円以内でローンを組むことができます(海外留学の場合は450万円以内)。利息は固定金利1.68%で、返済期間は最長で15年となっています。また、受験前であっても申し込み可能です。JASSOの奨学金と併用も可能なので、有効活用しやすいと考える人も多いのではないでしょうか。申し込みは、日本政策金融公庫の国民生活事業の各支店(全国152店舗)のほか、銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協、漁協、国の教育ローンのホームページでもできます。申し込みは1年中いつでもできます。入学金等の必要時期の2~3ヶ月前から申し込むことができます。

そうはいっても・・・

上記に記載したものは、お金を借りるものが多いです。そうなると、返済が必要ですので、結局お金を工面する必要に迫られます。ですので、出来ることなら貯蓄をしておくことも必要です。

どうやったら貯蓄が出来るでしょうか?

少しでも貯蓄する方法

少しでもコツコツ貯蓄する、ものすごいシンプルな方法があります。それは「『生活費等で使うお金』と『貯蓄するお金』は別々の口座にする」です。

こうすることで、貯蓄するお金を強制的に使うお金から外して、ある意味「なかったことにしてしまう」わけです。

「今月は浮いたお金があるから貯蓄に回そう」的なやり方では絶対にお金は貯まりません。「少額でもコツコツ貯めるんだ!」という強い意志を持って口座を別々にしましょう!



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