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「バビロン」の教え

「バビロン」という古代都市をご存知でしょうか。紀元前18~4世紀の古代メソポタミア地域(今のイラク周辺)における主要な王国(バビロニア)の首都です。この古代都市は資源が乏しかったことから、他地域との交易が盛んで、数学や金融が発達したところです。また、神殿では穀物などの貸付をおこなっていたことから銀行の起源とも言われる場所です。こうした背景から、お金を貯め、守り、増やす原理原則が「バビロンの教え」として、今も語り継がれております。

「黄金に愛される七つ道具」

このバビロンの教えとして「黄金に愛される七つ道具」があります。
  1. 収入の十分の一を貯金せよ
  2. 欲望に優先順位をつけよ
  3. 貯えた金に働かせよ
  4. 危険や天敵から金を堅守せよ
  5. より良きところに住め
  6. 今日から未来の生活に備えよ
  7. 自分こそが最大の資本にせよ
これらの重要性を一つずつ、私なりに解説していきたいと思います。

収入の十分の一を貯金せよ

「1億円の資産を作る方法」を知りたいですか? もちろん、知りたいですよね! ここで、サラリーマンの生涯年収が平均で3億円と言われていることから計算をしてみたいと思います。1/10を貯蓄に回したとすると、定年までに3,000万円貯蓄できます。夫婦共働きだとすると、6,000万円ですね。この6,000万円を年利3%で運用したとすると、資産が1億円になります。このように、1/10を貯蓄に回すことは、お金持ちにたどり着く大事な一歩となります。

では、1/10を貯蓄に回すにはどうしたらいいでしょうか。オススメは「口座から強制的に引き落とす」です。手元になければ使いようがありません! そうすれば、残ったお金でどうやって生活しようかという思考になります。そして、気がつくとビックリするくらいのお金が貯まっています。私はこの方法をかれこれ10年近く続けて「こんなにあったんだ!」とビックリしました(笑) ちなみに引き落とししたお金は長期投資に回しています。

欲望に優先順位をつけよ

怖いもので、人間の欲望は際限がありません。しかし、お金は有限です。1/10を貯蓄に回せば、使えるお金は更に減ります。では、使えるお金が減ってもやりたいことをやるためには、どうしたらいいでしょうか。

お金が限られている以上、やりたいことも限られたものにすべきです。そのために「優先順位をつけましょう」という発想になります。そして、優先順位の低い欲望は切り捨ててしまいます。不思議なことに、これらを切り捨てたところで生活水準はほとんど変わりません。そして、優先順位の高いものにお金を使います。そうすれば、満足度も変わらないどころか、場合によっては高まります!

オススメは「やりたいことリスト」を作って、やりたいことを全部書き出し、その後で優先順位をつけます。そして、このリストを定期的に見直します。月一回位がいいと思います。書き出すことで自分の頭の中が整理でき、本当に欲しかったのかどうかを振り返ることができます。これを行うことで衝動的に購入することが劇的に減ります。

貯えた金に働かせよ

お金に関して「お金を稼ぐ」ことは、あなたにとって一番大切なことですか? この問に、ほとんどの方が「はい」と答えると思います。私もそうでした。実はもっと大切なことがあります。それは「定期的にお金が入ってくる仕組み」です。

定期的にお金が入ってくれば、働かなくてもお金を手に入れられます。この仕組みを手にしている人たちがお金持ちと言われる人々です。この仕組みを作るべく、企業や人はいろいろな製品・サービスを提供しているとも言えます。

ではどうやってお金にも働いてもらいましょうか? 一つのアイデアは投資です。収入の1/10を貯蓄し、それを投資に回すことで、資産形成していくイメージです。今の世の中、残念ながら銀行にお金を預けておくだけでは資産は増えません。「お金にも働いてもらう」ことを強く意識することをオススメします。

危険や天敵から金を堅守せよ

お金は「不意になくなってしまう」危険を持っています。また、資産が増えてくると、甘い話を持ってくる人々が増えます。このときに、その甘い話に乗ってしまい、全財産をなくしてしまう人もいます。これでは、何のために資産を増やしてきたのか、がんばってきた意味がなくなってしまいます。では、どうやってこういう危険を回避したらいいのでしょうか。

ひとつは「知らないことには手を出さない」です。自分が知っていることであれば、それが本物なのか偽物なのか、自分で見極められます。しかし、知らないことは見極めが出来ず、落とし穴にハマる可能性が高いです。

もう一つは「その道に長けた人に必ず相談する」です。その道に長けた人なら見極めが可能です。知らないことにチャレンジするときは、スペシャリストを探して相談してみましょう。

より良きところに住め

家はただ住むところではありません。住居は幸せな生活と密接に関わっていて、その幸せは資産を増やすモチベーションにつながります。住居への支払いは心を豊かにする投資とも言えます。ですので、自分が居心地の良さを感じられる住居を選択しましょう。

そうは言っても「先立つものがなければいい家に住めない!」とお考えの方も多いと思います。しかし、ある方法を活用するとお金をかけなくてもいい家に住めます! 詳細はまたの機会にご説明しますので、お楽しみに!

今日から未来の生活に備えよ

自分が事故にあってしまって動けなくなった時、病気等で寝込んでしまった時など、不慮の事態でお金が入ってこない時、非常に困ってしまいます。また、定年を迎えて老後の生活を送る時にお金がないと困ってしまいます。こういった状況に陥ったときでも生活できるように、今から備えていきましょうという考えです。この考えは現在の保険につながっています。備えあれば憂いなし、ですね!

自分こそが最大の資本にせよ

私はこの七つ道具で、この考えが一番重要だと思っています。自分に投資すること、そして自分を最大限活用することが、何よりも効果のあることだと、特に最近は強く実感しています。知識を得ることは自分の身を助けます。だから、私はよく本を読むようになりました。健康な体が欲しいし、維持したいので、毎日10,000万歩以上歩くようにしています。これらを習慣化したことで、毎日を元気にワクワク過ごすことが出来ています。

この考えにはもうひとつ、重要な要素があります。「得た知識を実行するかしないか」です。実行することで初めて成果が得られます。成果を得られると、自分が成長することが出来、次のステップに向かうことが出来ます。これが継続されることで、非常に大きなことを成し遂げられると思っています。

私はNoteで毎日記事を書くことで、これを実践していこうとしています。記事を書くことは地味なことですが、一歩一歩着実に進むことで、今まで自分が見たことがない景色が見れることを楽しみにしながら、実践していきたいと思います。

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