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視点提供録 vol.832:「あなたを幸せにします」をもう少し考えてみた

6月に入り半月ほど経ちました。
やはり6月と言えば結婚式でしょうか。
ジューンブライドに憧れている方もいらっしゃることでしょう。
結婚式から連想される言葉に「花嫁」がありますが、「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」が上映されています。
まだ鑑賞されていない方は、この機会に映画館に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

さて、結婚するときの言葉で、非常に多くの男性が言うであろう言葉があります。
それが「あなたを幸せにします」という言葉。

結婚して間もないときは、いつも幸せに感じられるかもしれません。
ただ、長い年月一緒に暮らしていると新婚のときのような幸せを感じられない方もいらっしゃるかもしれません。
「あのとき幸せにするって言ってくれたじゃん」
「あんなの流れで言う言葉じゃないか」
このような会話を繰広げている夫婦もあるかもしれません。

この「あなたを幸せにします」という言葉、論理的に分析してみると、いくるか考えるポイントがあると思います。
まず、夫は妻の幸せを知る必要があるでしょう。
夫がどんなにたくさん行動しても妻の幸せにつながる行動でなければ、妻を幸せにはできないことでしょう。
経済的には、需要に合う供給を行う、ということですね。

次に、妻の幸せを夫が実現可能かを考える必要があります。
たとえば、「あなたが側にいてくれるだけで幸せ」ならば非常に叶えやすいことでしょう。
しかしながら、たとえば「資産100兆円持っていると幸せ」と言われてしまうと、実現できる方はほんの一握りでしょう。
経済的には、需要に合う供給を提供できる能力があるか、ということでしょう。

「パートナーの幸せ」
「パートナーの幸せを提供できる能力がある」
この2つの条件を満たすことにより、パートナーに幸せがもたらされることでしょう。

予想ですが、「あなたを幸せにします」は「私の思う幸せをあなたに届けます」という意味になっていることも少なくないのではないでしょうか。
「幸せ」は何となく一緒のように感じていても、具体的に考えてみると、意外とずれていることもあるでしょう。
突き詰めて考え過ぎると面倒ではありますが、それなりには考えておきたいものですね。

最後までお読みいただき、有難うございました。