2ヶ月後のクリスマス、1年後の東京オリンピックをイメージするように
今日のスタバはいつもと何か違う。
この違和感は、すぐに解けました。いつも聞いているBGMと違うのです。
今日は2020年11月1日。昨日の10月31日は、自粛ムードのハロウィンでした。
おそらく今日あたりから、スターバックス(以下スタバ)のBGMとして「クリスマスソング」が流れています。
この「クリスマスソング」によって、僕たちは
2ヶ月後はクリスマスか。ハロウィンの次にはすぐにクリスマスがくるんだな。
とイメージさせられます。
もちろん、このBGM変更はスタバの戦略でもあります。顧客に対して、クリスマスに向けて
「スタバのコーヒー豆」「スタバのケーキ」を買ってね
というマーケティングの意味も兼ねているからです。
さて、今回はそんなことを言いたいわけではないです。
未来をイメージするお話しです。
身近な未来はイメージしやすい。じゃあ長期的な未来は?
今日11月1日にクリスマスソングを聴くと、2ヶ月後をイメージしますよね。
また、東京オリンピック関連のニュースを見ると、*1年後を嫌でもイメージさせられます。(*正確には約8ヶ月後の7,8月ですが、ここでは1年後で書きます)
人は何かの情報にふれると、その先の未来をイメージするわけですね。
では10年後、30年後、100年後はどうでしょう?
10年後の2030年は?
30年後の2050年は?
100年後の2120年は?
10年後はまだしも、30年後、100年後を想像しても全くイメージがつきませんよね。
でも、その未来の世界がどうなっているのか分からないけれど、その30年後、100年後で生きている人はいるわけです。
その未来の人達のことも、少しは考えてみてはどうでしょう。
これが今回、伝えたいことです。
なぜかというと、彼ら彼女たちは、僕たちの後輩なわけです。僕たちの子供達の世代、孫の世代、またその孫の世代かもしれない。
でも、きっと誰かは生きているんです。
30年後、100年後の人達は、僕たちが2ヶ月後のクリスマスをイメージするように、1年後の東京オリンピックをイメージするように、未来に想いをはせながら生きているはずです。わくわくしながら、期待感を持って生きている。
だったら僕たちも、直近のクリスマスや東京オリンピックだけをイメージするだけではなく、「10年後」「30年後」「100年後」をイメージして、何ができるか考えてみてもいいんじゃない?
そう、強く感じます。
誰かが喜んでくれたら嬉しいですよね。人間は、他者が幸せになることを喜べる機能をもつように進化した過程があります。
誰かが嬉しいと自分も嬉しい。その機能、もっと長期的な未来の人達にも使いませんか?
クリスマスや、東京オリンピック。直近のイベントをイメージすることはもちろん重要でしょう。
でも、身近な未来をイメージすることに加えて、「さらにその先の長期的な未来」をイメージしてみたらどうでしょうか。
10年後、30年後、100年後、の誰かへ
明日死ぬと思って生きなさい。 永遠に生きると思って学びなさい
これはマハトマ・ガンジーの言葉です。至言です。
確かにその通り、今日という日を本気で生きることはとても大切なことです。
しかし、多くの人は明日死ぬと思って生きていません。今日を生きつつも「2ヶ月後」「1年後」の身近な未来は自然とイメージするんです。
でも、もっと長いスパンは考えない。なぜならイメージしづらいからです。
逆に、イメージしづらいからこそ、「10年後」「30年後」「100年後」をイメージすることに価値があるのではないでしょうか。
なぜなら、今あなたがやっていることが、「10年後」「30年後」「100年後」の誰かの役に立っていたら、すごく素敵なことだからです。あなたはそ何十年後かの誰かの幸せを「嬉しい」と思えますか?
もちろん、そんな長期的な未来に向けて何かをすることは、直接お金がもらえるわけではないですし、ありがとうと言われるわけではありません。
違う表現をすると、ボランティアのようなものです。そのため、世俗的なことにしか興味がない方や、目の前のお金にしか興味がない方は、気にする必要はありません。それはそれでいいです。
また、「今を生きるのが必死なんだ」「お金や時間がなくて困っている」という方は、まずその目の前の問題に全力で取り組んでください。10年後を考えている暇はないはずです。あきらめず、ぜひ頑張ってください。
そうではなく、何とか生きていくことには困らないという方、少しは誰かのために役に立ちたいという方。そんなあなたに向けて声を大にして言いたい。
直近の自分の欲求だけを考えるのではなく、お金儲けだけを考えるのではなく、未来の誰かのためを考えるということも、また一興ですよ
と。
長期的な未来のこと、社会のことを想像することは難しいかもしれません。
でも、とりあえずは空想でもいい。長期的な未来から今を見つめることで、新しい発見や自分がやるべきことが分かることもあるでしょう。
長期的な未来を考えても、考えていなくても、その時はやってきます。
10年後、30年後、100年後の11月1日に会いましょう!
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