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「ソフトウェアを扱うことに躊躇しない文化へ」 岸川 克己がヤプリと実現したい未来 #ヤプリなひとびと

ヤプリではたらく様々なメンバーにインタビューする #ヤプリなひとびと 。今回はiOSエンジニアである@k_katsumiにiOSとの出会い、その魅力、そしてヤプリを通して実現していきたい未来についての話を聞いてみました。

【プロフィール】岸川 克己(きしかわ・かつみ) iOSエンジニア
大学卒業後、SIerに入社しプログラミングを学ぶ。その後、国内外の企業でエンジニア、また技術アドバイザーとしてコミットする。多数のオープンソースライブラリをGitHubで公開、カンファレンスへの登壇など、iOS、Swiftに関するアウトプット活動にも取り組んでいる。2020年3月 株式会社ヤプリに入社。趣味はサイクリング。

自分で作ったプログラムがiPhoneのなかで動いたことに感動した

──岸川さんとiOSの出会いについて教えてください!
岸川:大学卒業後はSlerに入社して医療の電子カルテや金融システムなどを開発していたのですが、iPhone 3Gが日本で発売を開始すると聞いたタイミングでiOSを触り始めました。当時はiPod touchのMapがめちゃくちゃ便利で、「コンパス機能すごいな」と思っていた記憶があります。

──当時はまだApp Storeもなかった時期ですよね?
岸川:iPhone 3Gが日本で発売する前年には「アプリが作れるようになる」という発表がされていました。たしか半年くらい前からApple Developer Programが始まったのですが、その時すぐに登録しました。当時は名前に漢字が含まれているとAppleの契約処理がストップしてしまう不具合があったりしたのですが、なぜか私の審査はスムーズに通ったんです。そのことをきっかけに「どうやって審査に通ったのですか?」という相談がくるようになり、そこから交流が広がっていきました。最初は10人くらいの規模で勉強会を行うようになり、そのうち20~30人くらいの集まりになっていきました。今でもその時のメンバーとは交流しています。

──初めてアプリを公開した時はどんな気持ちでしたか?
岸川:自分で最初に作ったプログラムがiPhoneのなかで動いたことに感動しました。今まで仕事で関わってきたプログラムとは別種の感覚で「これは楽しいぞ」と思いましたね。そこからずっとiOSの開発に携わっています。

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作りたいプロダクトの姿を聞いてわくわくした

──そこからiOSエンジニアとして様々な企業に関わってきた岸川さんですが、ヤプリを知ったきっかけは?
岸川:実は「Yappli」というアプリプラットフォームがあるということは結構前から知っていました。実際に関わりを持つようになったのは交流のあった@dddaisukeに声をかけられたことがきっかけです。最初は軽い気持ちでオフィスに遊びに行き、CTOの佐野さんともお話することになりました。

──その時の印象は?
岸川:佐野さんにYappliのCMSのデモを見せてもらった時には「しっかり作ってあるな」という印象を持ちました。そしてヤプリの目指している世界やビジョンについても話を聞かせてもらいました。Yappliが最終的に目指している状態と現状ではまだ乖離はあるかもしれませんが、作りたいプロダクトの姿についてわくわくしたのを覚えています。

──どんなところにわくわくしたのですか?
岸川:Yappliを使って技術者じゃない方でもアプリが開発できる、ソフトウェアを技術者以外にも浸透させていく世界を創るというのはそんな簡単なことではないなと。そんな世界を実現するための方法は色々あると思いますが、その道筋が私の考えと一致しているなと思いました。どう上手くやっていくか、実現していくのか、自分のもっている知見で手伝えるのではないかと思いました。

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──そうしてヤプリに入社してから、どんなことをやってきたか教えてください!
岸川:ヤプリではアプリの申請やアップデートに必要なビルド作業を手動で行ってきたのですが、まずはその一連フローの自動化に着手しました。これまではお客さまから依頼があったものをカスタマーサクセスやカスタマーサポートのメンバーが窓口となり、開発チームに依頼するというフローでしたが、それを依頼するメンバー自身がビルドできるようになるのが理想だと考えました。メンバーが他メンバーに依頼するというステップが無くなることで「今日中にお願いします」といった調整も減ると思うんですよね。本質的な改善にそれぞれのメンバーが向き合うためにも、誰でもいつでも対応できる状態を目指したいと思いました。

──WWDCの社内向け勉強会なども開催してましたよね
岸川:この勉強会はアプリグループ マネージャーのはやし(@haya_dia)さんが企画してくれましたが、メンバーによって情報の差はあるなかで、ゆくゆくはみんながテクノロジーに触れられるようになればと思っています。現在ソフトウェアは専門的な位置付けとなっているかもしれませんが、ソフトウェアを扱うことに躊躇しない文化になればいいなと。誰でも技術を使えるようにしたい、そういう思想を組織としてもっていることが大切だなと思っています。

引き続きスマートフォンは重要なデバイスになっていく

──これからモバイルを取り巻く環境はどう変わっていくと思いますか?
岸川:ソフトウェアはこれまでもこれからも変化していくなかで、今のスマートフォンはとても使いやすいものになっていると思います。この数年を振り返っても大きく形状は変わっていない。時計やメガネや指輪など周辺の機器が広がり、生活の至るところにデバイスが置かれていくと思いますが、スマートフォンというデバイスはその中心にある。ソフトウェアがありとあらゆるところに広がるなかで、引き続きスマートフォンは重要なデバイスになっていくと思います。

──最後に、今後ヤプリでどのようなことをやっていきたいですか?
岸川:Yappliを通してテクノロジーの敷居をさげることで、誰でもテクノロジーを駆使してビジネスやそれ以外のことにも活かしていけるようにしていきたいですね。究極的にはソフトウェアを頑張って書かなくてもいいような世界が来るかもしれません。これから世の中が変化していくなかで、多くの方にテクノロジーを使えるようになってほしいと思っています。

──ありがとうございました!

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