Yappli × update = Yappdate! プロダクトの再構築にフォーカスする「YappdateDay」とは? #おしえてヤプリ
こんにちは、採用担当のいしむ(@asako_ishimu)です。
ヤプリの開発文化として定着している「YappdateDay(ヤップデートデー)」。
実は、私たちの「再構築」というバリューを体現している取り組みなのですが、何が行われているのか発足人のプロダクトオーナー 増渕と、共にこのイベントを推進しているサーバーサイドエンジニア たっつん(@tatsutatsu103)に話を聞いてみました。
「YappdateDay」とは...?「再構築」に集中するには
ー ヤプリの開発文化とも言える「YappdateDay」ですが、どんなことをしているか教えてください!
増渕:ひとことで言うと「再構築にフォーカスする日」ですね。
時間があれば1~2日で改善できるけど、普段プロジェクトに入っているとなかなか着手できない開発や作業ってあったりしますよね。そういったものを、開発部門全体で取り組む日が「YappdateDay」です。
2018年にスタートした取り組みで、元々はカスタマーサクセスなどビジネスサイド含め各所から挙がってくる改善にフォーカスしてましたが、今はもっと幅広いことに取り組める日になっています。
たっつん:例えば、ルーティンワークを自動化するなど業務の改善から、リファクタリングなど技術負債への対応、開発環境の改善を進めたり。あとは最近、採用活動への投資もしているんです。その時間でTech Blogを書くのもOKだったり、登壇予定があるエンジニアはその準備をしたり。
ー 「再構築」をテーマにいろんなことに取り組んでるんですね!どういった経緯でスタートしたんですか?
増渕:この取り組みが始まる前は、改善案件を含めて開発希望の情報をJiraでチケット化・管理していていました。社内のメンバー全員がチケットを自由にあげられるようになっていて。
ただ、どうしても改善案件のチケットって溜まってきちゃうんですよね。当時はプロダクトを分かりやすく成長させられる機能開発が優先になっていて、気がついたら中には塩漬け状態のものも...。
改善案件にはYappliを利用いただいている方々からのお声も多くあり、カスタマーサクセスの観点でも重要な位置付けとなるものなので、考えを巡らせた結果辿りついたのが「YappdateDay」でした。
取り組み自体も再構築し続ける体制
ー ネーミングもしっくりきますね!そういえば、たっつんはいつから運営に携わっているんですか?
たっつん:2021年の頭くらいに、マネージャーから「プロダクト開発以外の取り組みにも参加してみたら?」というアドバイスをもらい、運営チームに加わりました。当時新卒2年目で、少しずつ視野も広がってきたタイミングだったので、チャレンジしてみようと。
現在は増渕さんと、エンジニアやPdMのメンバーと一緒に4名で運営をしています。
増渕:開発に関わるメンバーも増えて、サービス規模も大きくなり始めたころ「そろそろ一人運営きついな・・・」って思った時にメンバーを募ったら、快くメンバーが集まってくれたので、本当に助かりました。(笑)
ー まさにチームドリブン...🤝エンジニアとしては、この取り組みについてどう思いますか?
たっつん:改善のために丸1日確保されていることはありがたいです。MTGが入るとか、別作業を意識する必要がないので、その作業にだけ「ガッ」と集中できるので開発効率が上がるんです。
個人でも集中する時間って作れると思うんですけど、チーム全体として取り組んでいるので、自分もより気持ちよく集中することができます。
ー 最近はどんなことに取り組んでいますか?
たっつん:改善案件はもちろんですが、開発効率を上げるための技術負債への対応や、入社時のオンボーディングを再構築する時間としても活用しています。
技術負債への対応は、例えばSQLiteからMySQLに置き換えを行ったり、PHPからGoへの移行についてもこの時間を活用するメンバーもいます。
オンボーディング面については、嬉しいことにメンバーが増えていく中で、よりスピーディーに活躍してもらえるよう、資料や開発環境を整えたり。幅広く再構築できることを探して対応しています。
全社にも浸透しているYappdateDay。100回を迎えて
ー そういえば、YappdateDayの当日ってSlackの #general で告知されてますよね。
増渕:そうなんです!バリューを体現している取り組みとして全社にもアピールできたらと思い、「お祭り」みたいにイベント感覚で行うようになりました。
余談ですが、先日YappdateDayがついに100回目の開催を迎えて。社内からお祝いコメントを募り、プロダクトチームに色紙をプレゼントしました!
ー これは開発メンバーも感動体験ですね...!そんなYappdateDay、多くの方が関わると思うのですが開催までにどんな準備をしているんですか?
増渕:前日までに、対応するチケットの優先度と担当者決めを行っています。優先度に関しては、エンジニアやPdMのメンバー、クライアント様とやり取りしているサポートやCSのメンバーなど複数の観点を取り入れて調整しています。
たっつん:エンジニア観点だと、現時点では大きなイシューにならないけど、成長のために必要な改善や開発についてコメントしたり。たとえば、ユーザーが増加すると比例して負荷も高くなる「プッシュ通知の配信基盤」の改善に取り組んだ方がいいよね、とか。そういった意見を出し合って優先度を決めます。
増渕:その後「チケット説明会」を開催するんです。その場でチケットの詳細や優先としている背景などを共有し、それぞれの職種で取り組みたいメンバーが手を挙げていくような流れになっています。
ー なるほど!当日はもくもく作業に集中できるように準備しているんですね。
増渕:そうですね。当日朝から「YappdateDayするよ!」というアナウンスを流して各自もくもく作業に入っていくようにしています!
たっつん:だいたい夕方ごろまでもくもく作業をして、Yappdatedayの締め括りは「その日改善したこと」を開発チーム内で発表しています。発表中のSlackはかなり盛り上がってますね。(笑)
増渕:現在はこのようにしてYappdateDayの当日を迎えていますが、今後もチームメンバーが増えるにつれて、引き続きこの取り組み自体も再構築して、その時々にあったより良い開発体制を柔軟に考えていきたいなって思います!
ー 増渕さん、たっつん、ありがとうございました!
登場人物
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