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政権交代~蕎麦屋がパスタに!

政策重視無党派層の方へ

いわゆる浮動票のうち、政策で投票先を決める人にお伝えしたい。
それは、最近、「政権選択選挙である」とXで嘆いていた自民党の高市早苗に共感したからである。

選挙情勢私感

複数のメディアによると
27日投開票の第50回衆院選の結果予測として現在自公過半数割れになり、自公与党では政権が維持できず、立憲民主党が今回主張している「政権交代」の可能性も高いということだ。
その原因は主に、裏金の汚名のある自民党が許せないという国民の声が多いからだ。

本当に政権交代していいのか

無党派層にとって、裏金よりも、裏金にとらわれ過ぎて安易に政権交替させる方が日本をダメにすると考えている。

政権が替われば国の方針が変わるからだ。
裏金の自民党を消せば裏金問題は消えるのだろう。
しかし、自民党が消えたら自民党が進めてきた或いは進める政策も消えることにならないか。
自民党が現在政権与党の一角を占めているのは、その政策を国民の大半が支持してきたからではなかろうか。
裏金だけで自民党を降ろせば、いわば「クリーン」になるかも知れないが、その分、野党が勢いを増し、政策や国の方針が変わるのではないだろうか。
自公に替わって政権についた立憲民主党は従来と違う政策を進めるだろうが、その政策に従前同様国民の大半が納得するだろうか。

政治と金問題を他の争点と同列にしない

NHKをはじめ大手マスメディアが選挙の争点をまとめてくれるのはありがたいが、「裏金問題」「政治と金の問題」を他の争点と同列にすべきではない。
裏金問題は信用問題であり、他の経済や外交・安全保障といった争点は、政策・国の方針問題であり、性質や役割が全く異なる。
一緒に考えるべきではない。
裏金で信用失墜した政党に政策・国の方針を任せられないと考える方は以降お読みいただく必要はない。政策重視の方に向けて書いているからだ。
立憲民主党は野田代表の出演する動画で「政権交代こそが政治改革」との旨主張している。
裏を返せば「裏金を解決したければ立憲民主党へ投票を」ということであろう。
投票したら立憲民主党の政策にお墨付きを与えたのと同じとなる。
立憲民主党の政策には納得できないが裏金の自民党には投票したくないだけという理由であっても、それは立憲民主党の「漁夫の利」となる。
野田代表の主張を聞く度に有権者を軽視しているように見える。
白票や投票棄権をしたとしても、野田代表を喜ばせるだけだ。
その票が入らないのは、自民党も立憲民主党も同じだからだ。
議席定数が決まっている以上必ず誰かが席に座るし、その誰かの政策になる。

許されなかったお蕎麦屋さん


変なたとえ話だが、有名老舗蕎麦屋の社長が裏金問題を起こし社会的な批判が殺到し責任をとって辞任したとする。
社長の後釜には、同社の社員が社長に昇進することとなった。
人を変えたので問題もなくなりこれで会社の信頼が回復すると思いきや、同じ社員では信用できない、老舗らしく清廉高潔に運営しろと再度、社会の批判の声が上がったので、やむを得ず第三者的な視点を加えるため別会社の社長を後釜にした。
批判は沈静化したが、新しく就任したその社長はパスタ屋を経営していたので、その日からメニューの蕎麦が消えパスタに変わった。
従来のお客さんを失った。

政策(蕎麦かパスタ)で選ぶ


政策重視無党派層が投票する際は裏金問題は考慮しない方が後悔がないと思う。
2009年に民主党へ政権交代したときのことを思い出してほしい。
今回はその時とよく似ているように思えて不安である。

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