瀬戸内海にある島でのワーケーションに、タイミーの部署をまたいだメンバー&家族で参加してみた
こんにちは。タイミートラベルの鈴木です。
普段我々のチームは、「第二の故郷」をテーマに、タイミーワーカーの皆さんに対して、自治体やコーディネーターの方と一緒に「地域の人々と働く・交流する体験」の企画・運営を行っています。
今回、近畿日本ツーリスト株式会社様からお声がけいただき、2023年12月14日(木)〜17日(日)の4日間で、愛媛県松山市沖に位置する中島でのワーケーション/SDGsイベントに参加しました。リモートワークにも取り組むIT企業の観点から、モニターとして参加し、松山市にフィードバックするという企画です。
なんと今回はタイミートラベルチームはもちろん、役員陣、新規事業部、財務、営業、広報など部署を超えて参加しました。4日間の参加レポートをお届けします。
今回訪れたのは、忽那諸島最大の島「中島」
愛媛県松山市の沖には、有人9島を含む30もの島々で構成されている忽那諸島があります。
今回訪れた中島は、忽那諸島最大面積を誇る島。温暖な気候が特徴で、周りを海に囲まれた自然豊かな環境が特徴です。「柑橘の島」とも呼ばれており、温州みかん、紅まどんな、せとか、伊予柑などさまざまな品種の柑橘が栽培されています。また、昭和61年より開催されている「トライアスロン中島大会」の会場としても有名で、夏には多くの観光客が訪れます。
♯今回のワーケーションモニターのスケジュール
今回は、4日間のワーケーションプランと2日間のSDGsプランの2種類が用意されています。SDGsプランの方ではご家族OKとのことで、3組のファミリーが参加しました。
♯1日目 〜愛媛の美味しいご飯に出会う〜
福岡から仙台から東京からと、全国にいるメンバーがそれぞれ松山空港に集合。
空港では、あの有名な「みかんジュースが出る蛇口」が!
疲れた喉を潤しながら、「愛媛に来たんだ!」と実感しました。
その後、バスで松山市内に向かい、各自自由行動へ。お昼を食べたあと、コワーキングスペースやおしゃれなカフェで仕事をしました。松山市にはコワーキングスペースもたくさんあるんですよ。
その後みんな合流して、高速船で中島に向かいます。
今回宿泊するのは、「ほしふるテラス姫ケ浜」。瀬戸内ならではの海と多島美が広がっている絶好のロケーションです!
お部屋の一部を特別にご紹介。何よりも素敵だったのが窓から一望できる瀬戸内海!波の音が最高のBGMです。Wi-Fi環境もあるのでワーケーションとしても最適です。
宿に着いて、早速夕飯をいただきます。地元で採れた新鮮な魚介をふんだんに使ったお食事です。最高のおもてなしに思わず箸が止まりません。
素敵な夕食をいただきながら、中島に移住された木室陽一さんから中島の魅力についてお話を伺います。実は木室さんも東京から中島に移住されたそうなんです。普段はレモンを栽培しながら、放浪型のダンサーとして中島の魅力を伝えているんだとか。
木室さんからは、中島の歴史や文化など、ガイドブックには載っていない情報まで丁寧に教えていただきました。中でも、過疎化高齢化が進んでいるが、住人の満足度幸福度が高いこと、自然豊かな環境に惹かれて移住者が増えていることが印象に残りました。そして最後に、「今回のワーケーションで、思考が研ぎ澄まされていく感覚を楽しんでほしい」とお話しいただきました。
♯2日目 〜仕事の合間に島観光。全員での夕飯づくりでチーム力向上〜
2日目は平日だったこともあり、それぞれ好きな場所で仕事を開始。始業前に海辺を散歩してリラックスするメンバーもいました。
海を見ながら仕事をする人も、部屋のテラスで仕事をする人も。もちろん、研修室や食堂でも作業ができるのでオンラインMTGでも安心でした。景色がいい環境で仕事をすると、心なしかはかどったような……気がします(笑)。
休憩時間には中島を散策することに。散策用のカートや自転車はレンタルできます。
せっかくなので昼食は、地元で人気のパン屋さん「しまのぱんかふぇ tetote」で。店主は松山市地域おこし協力隊として活動後、このパン屋さんを開店したんだとか。地元の食材を使った焼きたてのパンはフワフワでモチモチ。平日にも関わらず、多くのお客様が訪れていました。
今日は海釣りにも挑戦。この時期中島沖ではブリやチヌが釣れるとのこと。今日の夕飯を豪華にするためにも頑張らなくてはなりません(笑)。もちろん、地元の方が丁寧に教えてくれるから、初心者でも安心ですね。
二日目は自分たちで夕飯づくり。タイミーには「オールスクラム」というバリューがあるのですが、今まさにチーム力を発揮するときです。
メニューは、
なんと豪華なんでしょう!(通常はカレーを作る方が多いそう)お野菜が豊富だったのでついつい買い込んでしまいました(笑)。
みんなで手分けしながら調理を開始。トラブルもありましたが、無事に完成。
みんなで協力しながら作ったご飯はとても美味しかった!みんなあっという間に完食しましたー!
お腹もいっぱいになったところで、次は真福寺での瞑想体験に参加します。短い時間ではありますが、身を清めて瞑想することで、雑念を振り払い自分と向き合うことができる貴重な体験です。忙殺されている現代人にはありがたい機会。
♯3日目 〜家族チームも合流! SDGs体験や地元の方との交流〜
3日目はいよいよ、家族組が合流しSDGs体験を行います。午前中はSDGs体験で使う竹の伐採作業。中島には立派な竹林もあるんです。森林の爽やかな空気の中でどんどん切っていきます。
メインイベントの1つ、SDGs体験。中島はサステナブルの取り組みも強化しているとのことで、子供たちと一緒に楽しみながら環境資源について考える機会となりました。
早速、「食事を彩るバンブーアート制作チーム」「バーベキューで使うお皿・コップ制作チーム」「中島とタイミーの交流を伝えるのれん制作チーム」「ビーチのテラスを再生するペンキ塗りチーム」の4つに分かれて作業開始です。松山市まちづくり推進課の皆さんに教わりながら、真剣に取り組んでいきます。
最初はたくさんの大人たちに囲まれて緊張していた子供たちも、自然と緊張がほぐれ笑い声も聞こえるように。初めての体験だったからか、あっという間に時間は過ぎていきました。
その後、寒さで凝り固まった体をほぐすため、ヨガを行います。本当はビーチでのヨガ体験だったのですが、悪天候のため室内に。今回ヨガを教えてくださる髙橋さんも、ご家族で忽那諸島に移住してきたんだとか。
たくさん体を動かしたので、すっかりお腹も空いてきました。いよいよ地元の方との交流も兼ねたバーベキュー大会です。地元の皆さんの活動内容を交えながら、中島ではどのような方がどんな暮らしをされているのかなど、移住の参考になる話をたくさん伺うことができました。
♯4日目 〜待ちに待ったみかん狩り&松山観光へ〜
最終日はすっかり晴れて気持ちの良い天気に。今日は早起きをしてみかん狩りに挑戦します!農家さんにハサミの使い方や美味しそうなみかんの選び方を教わり、一つずつカットしていきます。
みんなでカゴいっぱいのみかんを収穫!!さらに高級品種の「紅まどんな」をお土産にいただきました。とても甘酸っぱいし瑞々しくて、何個でも食べれちゃいます。
みかん狩りの後は、お世話になった中島ともお別れ。フェリーに乗って松山本土に移動します。フェリーの中で用意いただいたお弁当をいただきました。
松山本土に着いたら各自自由行動です。松山には観光名所がたくさんあるのでどこに行こうか迷ってしまいます。
松山城を散策したり。
道後温泉で4日間の疲れを癒したり。
地ビールを堪能したり。
松山名物鯛めしを味わったり。
あっという間に自由時間は過ぎ、それぞれの帰路につきました。
体験や交流を通じて、みんなしっかり松山・中島を堪能することができました! これで3泊4日(1泊2日)のモニターツアーは終了です。
♯モニターツアーへの想いを松山市役所の方に聞いてみた
今回素敵な体験をコーディネートしていただいた松山市役所 まちづくり推進課の皆さんにコメントを伺いました。
——今回は貴重な体験をありがとうございました! まず、なぜこのようなツアーを企画されたのか、背景を教えてください。
松山市の島しょ部では、島の持続的な発展と活性化を目的とした「愛ランド里島構想」の下、「市民の第2のふるさと」を目指す取組として、里島ツーリズムを軸とした交流人口の拡大施策を実施してきました。
その中で、島しょ部の交流拠点となる施設「ほしふるテラス姫ケ浜」が令和2年度にリニューアルされ、通年での営業を開始しました。
中島はもともと海水浴やキャンプ、そしてトライアスロン大会など夏季には多くのお客様がいらっしゃいますが、それ以外の季節においても施設の利用促進を図れるのではないかと思ったんです。交流・関係人口の拡大による「地域の活性化」を目指すためにも、企業によるワーケーションでの利活用を検証するため、このようなツアーを企画しました。
今まで中島に来たことがなかったタイミーの皆さんに、中島でのさまざまな体験をしていただくことで、我々自身も「中島の新たな魅力や楽しみ方」を発見することができたと思っています。
今回いただいたアンケートの結果や皆さんの体験を今後の事業にも反映させて、地域の活性化に取り組んでいきたいです。
——これからの展望について教えてください。
今回参加していただいた皆さんには、今後も観光だったり企業合宿型のワーケーションだったりと、さまざまな形で中島に訪れていただきたいと思っています。また、今回感じていただいた忽那諸島の魅力や触れ合い、体験などの情報を随時発信していただけたら嬉しいです。
また、タイミーさんとのこの縁をきっかけに、地元農家の人材不足解消の一手となればありがたいですし、この縁をきっかけにこれからも関係人口として交流が続くことを期待しています。
♯最後に
今回のワーケーション(SDGs)モニターツアーでは、部署や役職を超えてさまざまなメンバーが参加したのですが、島での体験を通して、メンバー同士の関係性がより深まったと実感しています。普段仕事で関わることがなかった人同士も、お互いのことを知るきっかけになったと思います。
実際、参加後のアンケートでも、
といったコメントに溢れ、とても良い時間だったことが伺えます。
また、さまざまな体験を通じて、自然豊かな中島の魅力を知ることができました。参加前は中島のことを知っている人がいなかったのですが、歴史や文化を知るたびに「良い場所だ」という気持ちになったのを覚えています。
このツアーによって心身ともにリフレッシュができ、「明日からの仕事を頑張ろう」と思える、そんな時間を過ごすことができたのではないでしょうか。私たちタイミートラベルチームも、さらに新しい企画をタイミーワーカーの皆さんにお届けし、たくさんの地域のファンづくりのお手伝いができるよう、精進していく次第です。
最後に、このような機会を提供いただきました、近畿日本ツーリスト株式会社の小倉さん、松山市まちづくり推進課・中島支所の皆さま、ほしふるテラス姫ケ浜をはじめ地元の方々、本当にありがとうございました。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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それではまた、次の記事でお会いしましょう!
タイミートラベルの鈴木でした!