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3月11日、陸前高田の旅

こんにちは、タイム缶詰です。
タイム缶詰がある岩手県陸前高田市は、2011年3月11日・東日本大震災の地震と津波による大きな被害に見舞われました。
7万本あった高田松原の松林の中で唯一残った「奇跡の一本松」は、復興のシンボルとして、市民の心の拠り所となった事は、皆様周知の事だと思います。

あの日から13年、日本国内外の多大な支援や市民の懸命な努力と歩みによって、街や心の復興、仕事や産業の復興がみました。
かさ上げした場所には、「アバッセたかた」というショッピングモールが建ち、まさその周辺には、博物館や公園、住宅地が整備されています。
陸前高田は災害に強い街、人が住みやすく賑わいのある街に育っています。

陸前高田にも仙台市から三陸自動車道が繋がり、2時間強で来れるようになり、アクセスが向上!
岩手と言えど、温暖な気候なのでえ運転も安心です。
その影響もあり、近年新しい施設も開業したりして、新しい賑わいが生まれています。
そして新しい「関係人口」がかなり活発になりました。

今回のNoteは、「3月11日、陸前高田の旅」と題しまして、新しい施設を中心に、皆さまを陸前高田にナビゲートいたします。

■アバッセたかた

“アバッセ”とは、気仙地方の言葉で「一緒に行こう」という意味。スーパーに衣料品生活雑貨など、何でもそろう便利なショッピングモールです。
また、市立図書館も併設しています。

周辺は住宅も多く、広い公園に子どもたちは大喜び
人気の飲食店が並びます

■まちの縁側

アバッセたかたの向かいに2020年にオープンした交流施設です。
地元木材をふんだんに使った独特な設計は、建築家隈研吾氏によるものです。気仙地方に古くから伝わる大工集団「気仙大工」の技も感じられ、力強い存在感を放っています。
施設内は、観光案内所やカフェ、子育て支援施設「きらりんきっず」もあり、旅行者にとっても生活者にとっても優しい空間となっています。

■陸前高田市博物館

震災前にあった市立博物館と、海と貝のミュージアムの2施設がありましたが、その2施設を統合し新しく中心市街地に再建されました。

■ サロンドロワイヤル タカタ本店(ピーカンナッツ産業振興施設内)

サロンドロワイヤル タカタ本店は、世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」にて世界の優れたショコラティエ100選に選出されたサロンドロワイヤルの店舗です。
店内のショーケースには、宝石のようなチョコレートやピーカンナッツを使用したお菓子が並びます。
ピーカンナッツは市内で収穫できるよう2022年に苗木を植え、数年後の収穫を目指しています。

■ワタミオーガニックランド

居酒屋や数多くの飲食店を展開するワタミグループが運営する、農業テーマパークです。
広大な敷地には20年かけてレストランやぶどう畑が整備される予定です。
現在は手ぶらでバーベキューが出来たり、様々な体験をする事ができます。

■高田松原海水浴場

2020年にオープンした海水浴場。
広々とした砂浜が開放的で心をリフレッシュさせてくれます。

松林がスクスクと育っています

■スノーピーク陸前高田キャンプフィールド

陸前高田オートキャンプ場モビリアが震災以降休止していましたが、アウトドアメーカーのスノーピークが2023年9月にリニューアルオープンさせました。
海が見える開放的なアウトドアスポットです。

あらためて「後悔しないための備えを」

戸羽太(陸前高田市 前市長)がNHK盛岡のインタビューで、こう話されています。

「私が唯一皆さんに言えることは、減災とは、後悔を減らすことです。津波から逃げて体育館に避難しました。助かった、そこまではいい。ただ、夜になって電気がつかない、外は雪が降っていて寒い。逃げる時に上着を持ってくればよかったな。腹が減へったな、何か持ってくればよかったなと、全部後悔じゃないですか。究極の後悔は家族を亡くすことです。災害が起きた時に何が必要か想像して、後悔をしないでほしい。ぜひ皆さんには、震災あるいは災害が起こる前の時点でどう備えるかということを考えていただきたい」

『“未来へ 重ねた決断” 岩手 陸前高田市 戸羽 太 前市長 東日本大震災13年』より引用

さらに一番大きな後悔は家族を亡くしてしまうこととも。実際に奥さまが行方不明の中で市長として指揮を取り続けた戸羽さんから発せられると、言葉の重みが身に沁みます。
家族など大事な人と3.11を機に、もう一度いざという時の避難場所や連絡方法などを確認してみてはいかがでしょう。

令和6年の元旦には「能登半島地震」が起こり、多くの方が犠牲になられ、今も行方のわからない方がいらっしゃり、もちろん、避難を続き普段の生活に戻れない方々も多く、心から一日も早い復旧復興を願っています。

陸前高田では「奇跡の一本松」は復興の象徴となりました。石川では全焼してしまいましたが「輪島の朝市」復活に向けての取り組みが地元の活力となるのではないでしょうか? 
まだまだ微力ではありますが、笑顔になれる缶詰、元気が出る缶詰の製造を通して、地域と共に陸前高田を盛り上げていきたいと思います。
(株式会社タイム缶詰 代表 吉田 和生)


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