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エディター&MDコンサルタントに聞く、バッグブランド<激動の平成史>(3) スマートフォン&キャッシュレス決済が切り拓くバッグの新時代」とは?

「タイム&エフォート」公式サイト 2021年の年間テーマ「革鞄・ハンドバッグ特集」では、最新のコンテンツが続々更新中です!


12 月上旬は、テーマ1の新シリーズ、エディター&MDコンサルタントに聞く、バッグブランド<激動の平成史>の第三弾を公開。



平成のバッグ史を活躍中のバッグメディアのエディター、革製品のMDコンサルタントが語るシリーズの最新回は、バッグを中心に幅広いファッション雑貨の最新トピックを発信するウェブメディア「@Random by B.A.G.Number」編集長 川﨑 智枝さんにインタビュー。


平成から令和への架け橋となった2010年代。スマートフォンの急速な普及とともに決済手段が大きく変化し、キャッシュレス化が進行。スマートフォンの機能が充実し、日常生活での持ち物もシンプルに。手ぶらで気軽に外出できるようになりました。

そんなライフスタイルや意識の移り変わりをたどりながら、バッグのニューノーマル、バッグの在り方を探ります。


キャッシュレス&ミニバッグ大革命

小さめバッグが人気となった原因、きっかけは?


以前、オフィスワーカー用のバッグはA4ファイルが入るサイズ、財布は金運アップが期待できる長財布がスタンダードでした。

2011年、東日本大震災後の「ノームコア(究極の普通)」「シンプルベーシック」ブームを経て、2015年あたりから徐々に「ミニバッグ」「アクセサリーバッグ」といったコンパクトなバッグがトレンドに浮上し、財布自体も小さめに。



背景には2つの要因があるように思われます。1つめはセキュリティの問題やペーパーレス化により、ビジネスパーソンたちがA4サイズの書類を持ち歩かなくなったこと。

2つめは、「ミニマリズム」や「断捨離」ブームで「持ち物も厳選したい」というユーザーの気持ちとリンクしたのでは?

パリやニューヨークのコレクションでもマイクロバッグ、アクセサリーバッグが数多く発表され、年々バリエーションが増えています。


ミニバッグに収納するのは、長財布は不向き。二つ折り、三つ折りへと財布のサイズ自体もシフトします。新たに「お財布ショルダー」と呼ばれる、斜め掛けショルダーとお財布がドッキングしたような新製品が空前のヒットに。


ファッション誌でも、バッグではなくミニ財布やカードケース類の特集が組まれるなど、“コンパクト化”する革小物が人気を集めました。(川崎さん)

キャッシュレス決済の普及もその流れを後押し。

社会状況とともにユーザーの意識が変化し、財布やスマートフォンを持ち歩く収納としての機能、それらのコーディネートの楽しさが求められるようになって・・・・


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