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文学フリマ東京38 感想4

『TOKIMAKE』コスメアンソロジー
  揚羽はな様、甘木零様、実石沙枝子様
  じゅりあ様、菅浩江様、中野怜理様
  花草セレ様、真下みこと様、まだりん様
  松本あずさ様

 びっくりしました。とても良い意味でです。

 題名に惹かれて購入させていただきました。
トキメイク、と書いてあります。きっとメイク、お化粧の華やかさや喜び、ときめきについて書かれているのかなと予想していました。
 
 私にもメイクへの憧れの時期、ときめきの時期、がありまして。下手なりに楽しんでいます。そんなメイクやコスメといった宝物のような物事が綴られているに違いない、期待して、思っていました。

 読み始めて、ああすごい、これは良い意味で裏切られてしまった。確かにときめき、についても書かれていました。しかしそれ以上のときめきとは違う何かがあります。凄みと言えば良いのでしょうか。メイクって人の外側の現象だけど、この作品集はさらに人の内側を描いているというのか。メイク、コスメを通じてその情熱や人のエネルギーを感じました。

 表紙の女の子の蠱惑的な、でも美しい表情。まさにトキメイク!読み終えた後だと彼女の印象が変わります。

 文学フリマの良い所はやはり情熱を感じられることにあるなあと思いました。なんだかもう本当に行ってみて良かった。あらためて今夜そう感じています。でももっと余裕を持って次回は参加したいです。今回購入を諦めてしまった作品にもまたお会いできたら、そう思います。

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