呪いの赤猫
呪いの赤猫 日本の民話 肥後
赤猫田という村が熊本にある。ここに貧しい百姓の一家があり、人は良かったが、いろいろなことがあり高利貸しに金を借りることになった。しかし、返すことができなかった。
年末、やっとの思いで囲炉裏にの鍋ですくない食べ物を煮ていると高利貸がきた。どんなに頼んでも許してもらえず、鍋に砂を投げ込まれ、家屋敷をすべて取り上げられ、追い出された。
百姓はゆくあてもなかったのだろう。川に浮かんだ。
それから高利貸しのところに赤い猫が出るようになった。この猫が出ると病気や死人がでるようになり、火事も起こり、最後は没落した。
その赤い猫は、百姓の家だったところに現れ、誰も立ち入りすることを許さなかった。
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