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アイドルグループのアウラ

HKT48のツアー一日目

今日はもう十年近く見ているHKT48というグループのライブで楽しかったし、1年半ぶりに元気な彼女らを見て、涙ぐんだりした。
でも、今までと違うなと思ってしまった。
グループの最初のセンターであった子が今年卒業して、彼女がいない生のステージが初めてだったのだ。

田島芽瑠というアイドル

卒業したのは田島芽瑠@meru_chan_07さんという方で、もともと演劇や映画の仕事もしていた。今度田中みな美さんの主演の #吉祥寺ルーザーズ に出演する。
彼女は地頭がいいのと、感受性、弱いとかいう意味でなく共感する力や読み取る力が強いので文章仕事もこなしていた。

https://shosetsu-maru.com/recommended/meru_yomeru

そういうことがあって、アイドルの彼女よりも、いろいろな才能できらきらしたダイヤモンドを見ている気持ちで好きだった。卒業すると聞いた時も、今までで一番心配なく見送れたし、そのツイートや、コメントを見てくれて本人もうれしいといってくれてた。
 そして今日、彼女のいないステージ。当たり前のように彼女がいたポジション、歌やダンスであったり、トークであったり違う子がいて。決してその子がよくないというわけでなく、ただ、ああそうだ。もういないんだ。

コンサートについて

知っている曲が多く知らない曲もたまに。
新しい挑戦として、他のアーティストさんの曲を歌うというコーナーもできていた。
ゲストに来ていたNGT48のメンバーが、誰も顔と名前が一致しないか、まったくしらない状態だった。 

加えて、今日自分の1推の田中美久さんも体調不良でお休みだった。
変な話だが、慣れしたしんだメンバーもおらず、推しのいなくなったグループを応援するときの気持ちを前倒しされたような状態だった。もちろん新曲もしらなくて、ああくらいで終わってしまった。
ただ、NGT48のデビュー曲がはじまった時に、かちっとはまって。コールできないけどできたらしてたと思う。

Maxとき315号 Short ver./ NGT48[公式]
https://youtu.be/DJIXObj_58E

グループアイドルの本質って、やはり曲にあるんだなって思ったのです。

それが確信に変わったのは後半にあったオリジナル曲の怒涛のメドレーでした。
そのまま楽しく終わることができました。

君はメロディー

秋元康さんの作詞でAKB48の曲に
君はメロディー という曲がある

この曲はAKB48のメジャー43作目で10周年記念ソング
もう神7も5人が去っているものの、AKB48グループとしてはまだ勢いが残っていた時代の曲。PVは蜷川実花さんで、美しいメタシノワ的な大奥な感じで、非常に華やか。


ただ、歌詞はとてノルスタジーを感じさせるもので、当時はめでたいときにどうしてこの曲なのかなと思ったのです。
ただ、自分はとても好きな曲で、それは忘れられな思い出を振り返る曲だからなんです。

その中に

君はメロディー メロディー
サビだけを覚えてる
若さは切なく 輝いた日々が蘇るよ

という一節があって、アイドルグループのアウラというのは、これだなと思ったのです。

メンバーが誰でも、同じくらいの力があれば、初めて聞いたり、よく聞いた時の感動をよみがえらせてくれる。そのあたりが失われるとグループとしてのアウラは消えてしまうのだろうと

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