大入道
大入道 NNK取材班
江戸時代のなか頃、古川市新田中宿を流れる小川の石橋に、夜になると大入道が現れたという。噂になり、人の往来がたえてしまった。
岩出山の武芸者がこれを聞き、ある夜そこに行くと大入道が現れた。切りつけると手応えがあった。しかし、探してもみても、大入道の姿はない。
翌朝辺りを検分したら石橋が斜めに切られていた。
よく調べるとその石は南北朝の争いの中で討死した北朝武士の碑であった。その碑は現在子松神社の境内に祀ってあるという。
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