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TikTok 5周年の軌跡とこれから。もっと多様に、楽しい場所へ

ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」はこの夏、日本でサービスを開始してから5周年を迎えました。

2017年、日本でサービスを開始したTikTokは、好きな音楽に合わせて踊るダンス動画にとどまらず、いまでは英会話、料理レシピといったお役立ちコンテンツから、Vlog、スポーツ、短編映画まで、多様なジャンルの動画を、世界中の幅広い世代の方に楽しんでいただいています。

TikTokのミッションは、「創造性を刺激し、喜びをもたらす」こと。トレンドの発信源として、次の流行や文化を創り出してきました。

TikTokから誕生した、いくつもの音楽ヒットは、その象徴のひとつです。飾らないありのままの姿で発信された投稿から、予想もできない現象へとつながっています。

ユーザーの皆さまと共に歩んできたこの5年間、どのような出来事が起こっていたのでしょうか。多様なトレンドを生み出してきたTikTokクリエイターの動画を紹介しながら振り返っていきます。

TikTokは、みんなが輝けるプラットフォーム

サービス開始から私たちTikTokが大切にしてきたこと、それは誰でも気軽に投稿できて、みんなが輝けるプラットフォームであることです。

TikTokでは「面白い」と感じたコンテンツにポジティブな反応が集まることで、フォロワーの数に関わらず、多くのユーザーに動画を視聴してもらえるチャンスがあります。

そしてクリエイターたちが真似することで、そのコンテンツはさらに広がっていきます。同じテーマ、楽曲、ハッシュタグを使い投稿する、マネして遊ぶというコミュニケーションは、“ミーム(meme)”といわれ、世の中を動かすトレンドを次々と生み出してきました。

2018年は高速ダンスが大流行となった#め組のひと、2019年は全力で表情をつくる楽しさが話題となった#全力顔、音楽に合わせて左右に顔を振って撮影する#ラララチャレンジなどが人気になりました。

“少しだけ自分らしいアレンジを加える”それがミームのポイントです。そうしたアレンジから、さらに新しいコンテンツへと変化して親しまれていきます。

またTikTokは150以上の国と地域で楽しまれているグローバルなプラットフォームです。

自己紹介用の定番チャレンジとなった#よく聞かれる質問や、家族や友達と昔の姿を懐かしむ#時を戻そう、コミカルな動作が話題となった#アボカドチャレンジなど、これらは世界中で大きなムーブメントとなりました。

クリエイティブな動画は、言語の壁を越えることができます。世界中のユーザー同士が、お互いのクリエイティブを楽しみ、共有し合っています。

トレンドを生み出す、独自のエフェクトや編集機能


TikTokでトレンドが生み出される背景には、動画を彩る「エフェクト」や、アプリひとつで手軽に撮影・編集できる「編集機能」も一翼を担っています。

趣向を凝らした「エフェクト」が、クリエイターの目指す世界観を手助けします。

音楽に合わせて雨をコントロールして降らせることができる#雨効果、こちらはサービス開始当初の2018年に流行したものです。そこから顔を動かすことで鼻先から画面に文字を書くことができる#ノーズペイントなど、創作する意欲を刺激するエフェクトが数多くリリースされました。

誰でもアニメの主人公になれる#誰でも二次元は、最新のテクノロジーにより誕生しました。こうした高い技術で開発されたエフェクトも余すことなく提供しています。

TikTokでは、動画の編集を支える「編集機能」の開発も積極的に行ってきました。

2020年5月リリースの「アフレコ機能」によって、撮影した動画に後から声を乗せることができるようになり、多様なジャンルの創出につながるきっかけを生みました。

また2021年8月リリースの「テキスト読み上げ機能」は今年、大幅にアップデートされ、有名人とのコラボ音声も登場。リリース後も、より一層、ご活用いただけるよう、ユーザーの皆さまに寄り添い、開発を続けています。

TikTokから、いくつもの音楽ヒットが誕生


TikTokでクリエイターは音楽で動画を彩り、創作を広げてきました。「歌ってみた」「弾き語り」「ダンス」と音楽を中心とした投稿が数多くみられます。

そうした投稿から自然発生的に広がり、ヒットチャートを席巻する。予想もできないTikTokからの音楽ヒットが相次いで起こっています。

ヒットへ至るまでの道のりは、楽曲によってさまざまです。

岡崎体育さんの『なにをやってもあかんわ』は、腹太鼓ダンスで友達や家族との投稿が数多く見られ、その後「なにやってもあかん」という失敗動画にも多様化して大きな人気になりました。

@exrikariko

腹太鼓ダンス、みんなも踊ってみてね👍🏻♥️#双子 #りかりこ #テンゴちゃん #腹太鼓ダンス

♬ Nanioyattemoakanwa - okazakitaiiku


スマホで撮った写真を数枚選択するだけで動画にできる「フォトモーション機能」から、音楽ヒットとなったケースも。それが、しまもさんの『YOU』です。『YOU』をBGMにしたフォトモーションで大切な人や家族へ想いを伝える投稿が人気となりました。

@shimamonx

私が生まれてから今まで #mvモード ぜひみんなも使ってみてね⭐️

♬ YOU - しまも


シャボン玉をつかった「エモ動画」が人気となったのがオレンジスパイニクラブ『キンモクセイ』でした。シャボン玉を吹く動画に『キンモクセイ』が合わさることで、エモーショナルな世界観の演出につながり投稿が相次ぎました。


このようにTikTokは「音楽と出会い、アーティストの発見が起こる場」となっています。

いまでは多くのアーティストの皆さまがTikTokにアカウントを開設して、リリース前の楽曲をTikTokで特別に披露するなど、ファンと密接にコミュニケーションを取りながら、新たなヒットを創出しています。

創造性は高まり、クリエイティブはより多様に

日本でのサービス開始から、この5年間で、TikTokのコンテンツは大いに多様化しました。飾らないありのままの姿で発信される投稿だからこそ、暮らしや学びに活かせるリアルな情報や、新たな映像表現が生まれています。

スマホだけでドラマのワンシーンのようなダイナミックな映像の撮り方を教えてくれる、あああつしさん(@aaa_tsushi_)。見た人が真似したくなる“ためになる動画”でありながら、初心者にもわかりやすいように丁寧に解説することで人気を博しています。

英語の正しい発音から、アメリカ文化までをコメディ混じりにくわしく解説してくれるのが、Kevin’s English Roomさん(@kevinthepepperoni)です。「笑いのなかに学びのあるコンテンツ」という発想で、コメディ×英会話というジャンルを確立しました。

文章を読むより手順がわかりやすく、手軽で試しやすいレシピ動画も人気です。オムライス作りの楽しさを広めたいと、TikTokでオムライス作りを紹介しているのが、オムライスのプロ🥚EggTokerさん(@omuraisupuro)。ふわふわのオムライスに日本のみならず世界中のファンが魅了されています。

「#TikTok教室」というハッシュタグに代表されるように、TikTokでは生活に役立つ動画が年々増えてきており、ライフハックや豆知識から、語学や仕事術など本格的な学びに活かせるコンテンツまで幅広く発信されています。

TikTokでしか見れないプライベート感溢れる、等身大の姿が見れる投稿も人気です。大人顔負けのリアクションで注目を集める、ぽるぽるちゃん🦖🍡(@poruporuchanのように、思わず笑顔になってしまう子育て中のワンシーンや、共感必至の“育児あるある”などのファミリーコンテンツも充実しています。

日常を切り取ったVlogも、たくさん観られるようになりました。「僕は東京の大学生」で始まる日常Vlogで一躍話題となったのが修一朗さん(@tuckinshuichiroです。テンポの良いコミカルな口調で視聴者の心を掴み、2020年5月にTikTokを開始してわずか5ヶ月でフォロワー数が100万人を突破。現在、約200万人ものフォロワーを抱える現役大学生です。

かわいいポメラニアンの姿を紹介している、ちゃちゃまるさん(@chachamaru7.15) のように、癒しのひとときを提供してくれるアニマルコンテンツも人気です。動物園のTikTokアカウントも人気で、犬や猫などのペットの他にも珍しい動物の姿も観ることができます。

新たな価値を知れるのがレビューコンテンツです。小説を紹介して読書の楽しさを伝える、けんご📚小説紹介さん(@kengo_bookが、30年以上前に発表された筒井康隆さんの小説『残像に口紅を』を紹介したところ、15万部の重版になりました。こうしたTikTokの動画から、店舗に購入希望者が押し寄せる“TikTok売れ”現象は出版業界にとどまらず、食品や飲食店、化粧品など、さまざまな事例を生んでいます

また、ユーザーから非常に高い人気を誇るジャンルがスポーツです。試合の様子や超人技を躍動感を味わいながら楽しむことができます。プロスポーツクラブやプロ選手もTikTokを活用するケースが増えており、プロサッカークラブのFC東京【公式】(@tokyodorompaは、選手たちの練習風景も公開してサポーターを惹き付けています。

TikTokから新たな映画表現も生まれています。本木真武太さん(@lang_picturesがTikTokに公開した『Kitte kitte iino?(木って切っていいの?)』は、日本の伝統工芸である「桶づくり」を実際の職人が演じた3分間の短編映画です。本作は、第75回カンヌ国際映画祭「#TikTokShortFilm コンペティション」で、世界44の国と地域から見事グランプリを受賞しました。

このほかにも、ヘアメイクのハウツー動画が集まる「美容」や、おすすめの筋トレ方法を紹介する「フィットネス」など、バラエティに富んだ動画が日々投稿されています。

TikTokから飛躍するクリエイターたち


この5年間、創造性を解き放ち、大きな飛躍を遂げているTikTokクリエイターが大勢、誕生しました。

2018年に活動を開始したJunya/じゅんやさん@junya1gouは、言語を必要としない身体を張ったギャグで、世界中を席巻。TikTokのフォロワー数は4,000万人を超えています。また日本を代表するコメディアンでありながら、その素顔は謎のベールに包まれています。


2019年からTikTokを開始した景井ひなさん@kageihinaは、TikTok開始わずか2年7ヶ月で1,000万人フォロワーを達成。最新のエフェクトや海外のトレンドをいち早く取り入れた彼女の動画を参考にするクリエイターも多く、カリスマ的な存在となっています。現在ではモデル・女優など活動の幅を広げています。


ツインテールにサングラスという奇抜な外見が特徴的なM2DK/マツダ家の日常さん@matsudake。2020年末、彗星の如く現れると、彼が発する「いやヤバイでしょって話だよね!」のフレーズが大流行し、「TikTok2021上半期トレンド」企画の大賞を受賞しました。最近ではノンバーバル(非言語)コンテンツで快進撃をみせ、海外のファンをも魅了。その勢いはとどまるところを知りません。


TikTokでは独自のレコメンドシステムによる高い拡散力により、初投稿した動画が100万回以上再生されることもあります。そんなプラットフォームだからこそ、有名になるチャンスに溢れており、このように多くのスターが輩出されています。

この勢いに乗るように、いまでは著名人のアカウントが次々に開設されて話題を呼んでいます。

クリエイティブな才能を発揮できる、TikTokの取り組み


TikTokではクリエイターの皆さまが、よりクリエイティブな才能を発揮できるよう、クリエイターの支援や、コミュニティの活性化など多角的なサポートを行っております。

クリエイター支援のひとつとして、2021年3月に、「TikTok LIVE Gifting」機能を開始しました。ユーザーの皆さまがTikTok LIVEで使えるバーチャルアイテムを使用して、TikTok LIVE クリエイターを応援できるようになりました。2022年1月からは、TikTokの動画にギフトを送ることが可能となる「TikTok Video Gifting」機能もローンチしております。

これにより、より一層クリエイターを応援する気持ちを届けることができることを期待しています。

またコミュニティの活性化でも、クリエイターの皆さまを支援しています。2022年6月、TikTokクリエイターのコミュニティづくりをテーマにしたリアルスペース「TikTok Community Base」を、渋谷のMIYASHITA PARKにオープンしました。

TikTokクリエイターであれば誰もが無料で使えるスペースで、リアルでのクリエイター同士の繋がりや、コミュニティづくりのサポートを目的として開設したものになります。

さらに次世代のTikTokクリエイターの発掘、支援を目的としたTikTok日本独自の次世代クリエイター支援プログラム「TikTok creator academy」を2022年より本格的に始動しました。

プログラムでは、応募者の中から選ばれた約100組のクリエイターに対して、3ヶ月にわたり、TikTokより制作支援金として約10万円x 3ヶ月(総額約3,000万円)を提供。

クリエイター同士の交流促進となるサポートや、特別なスタークリエイター等によるワークショップで動画制作のノウハウについて学ぶことができます。


2022年5月に、「毒きのこ♪毒きのこ♪」と可愛い子どもの声と中毒性の高いメロディに魅了された楽曲が、TikTokで大きなトレンドとなりました。

これは「TikTok creator academy」で知り合った0amさん(@__0am__ゆづっこ🍄さん(@yz.910によるコラボレーションから生まれた楽曲です。今後もアカデミー生の活躍に大きな期待が寄せられています。

TikTokは、これからも、もっと多様に、楽しい場所へ

さて、この5年間の出来事を振り返ってみて、いかがでしたか。

クリエイターが巻き起こしてきたクリエイティブに、ワクワクした方も多かったのではないでしょうか。

いずれも、創造性を高めて、新たな発見を生み出す、TikTokが持つ無限の可能性を感じさせる出来事でした。

これらはすべてTikTokをご利用いただいてきた皆さまに支えられたお陰です。この5年間の温かいご支援に、心から感謝いたします。

皆さまにとってTikTokが、これからも、もっと多様に、楽しい場所となりますよう、さらなる進化を目指して邁進してまいります。

今後ともTikTokを、どうぞよろしくお願いいたします。


■5周年の歩みをふりかえる「#TikTok5周年」特設ページはこちら:


※記事内に掲載している画像内で、クリエイターの方のお名前に含まれる絵文字は省略させていただいております。

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