(写真左:佐野さん、写真右:足立さん)
驚異の飲食店。なんと集客の8割がTikTok!
TikTokの人気クリエイターに、自身のストーリーや動画投稿のコツ、フォロワーの増やし方、ヒットするコンテンツの秘訣などを聞く「TikTokクリエイターインタビュー」。
今回ご紹介するのは、横浜市内を中心に展開する移動式チュロス屋さんの「CHURROS AVENUEさん(https://www.tiktok.com/@churros_avenue)」(2021年3月より静岡市へ営業拠点を移動)。
なんとこのお店、移動式販売の形態をとっているにもかかわらず、TikTokを見てお店を訪れているお客さんが約8割もいるそうです。
飲食店と言えば、近所の人に訪れてもらうケースが圧倒的に多い中、TikTokによって遠く離れた場所からお客さんを呼び込むことができているとするならば…これは大きな革命になるかもしれません。
「就活したくないよね」から始まった大学生カップルの挑戦
お話を聞いたのは、お店を運営する今年大学4年生の佐野さんと足立さん。
チュロス屋さんを始めた理由はひょんなことがきっかけでした。
「私が彼を巻き込んだかんじ」と振り返る足立さん。
ここまではよく耳にする大学生カップルの何気ない日常会話ですが、その後のアクションが二人は違いました。
こうして二人は昨年3月に中古の軽自動車 バンを60万円で購入し、二人でDIYして7月末にオープンにこぎつけたといいます。回りの同級生がエントリーシートを書き、面接を受け続ける中、黙々と作業していたのです。
飲食店が投稿するTikTokにはコツがある
試作に試作を重ねながら、こうして店舗をスタートさせた二人。横浜市内の商業施設を中心に店舗を構え、今では1日220人、売上は9万円ほどを叩き出すようになったそうです。
そんな二人がTikTokを始めたのはキッチンカーをオープンさせてからわずか2日目のこと。
では、どちらのSNSが集客に貢献したかと聞いてみたところ、意外な答えが返ってきました。
佐野さんいわく、TikTokではチュロスをおいしそうに撮ることよりも、“動き”に特徴を加えて撮影するほうがフォロワーが増えやすいといいます。
こうして、わずか6畳程度のキッチンカーのアカウントは2万6000人のフォロワーを抱えるまでになりました。
ところが、そのあまりの人気ぶりから急激にお客さんが増えたことで予想外のトラブルも生まれたそうです。
今でもTikTokでウケる動画を撮影し続けている二人ですが、何より感じているのはTikTokとグルメの相性のよさだといいます。
どんな動画がヒットするのでしょうか。
これだけ集客に貢献しているお店のアカウントですが、他のSNSのフォロワーを増やすうえでも大きくTikTokは貢献しているそうです。
ほかの飲食店がTikTokを始めるなら?
では、ここまでTikTokからの集客が多い理由はなぜだと考えているのでしょうか。
飲食店がTikTokアカウントを始めるならば、どんな動画を投稿すればよいのでしょうか。
「おいしそう」よりも「おもしろい!」。
そんな視点を取り入れることで、小さな飲食店も大きく集客できる。
就職を選ばなかった二人が始めたお店は、これからもチュロス屋さんの行列のように長く長く愛されていくのではないでしょうか。
【今回のまとめ】
クリエイタープロフィール
CHURROS AVENUE
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