“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹さん(以下、尾木ママ)。
実は、メディアで活躍する一方で昨年からTikTokを始めていたことをご存知でしょうか(@ogimama_official)。
TikTokの存在は知っていたものの、TikTokを始めるまでは「若い人の広場だと思っていた」という尾木ママ。
現在ではほぼ毎日投稿を続け、フォロワー数5万人を突破する人気アカウントに成長しています。
来年75歳となる尾木ママは、なぜTikTokに“ハマった”のでしょうか?
インタビューでは、「テレビに出ている人こそTikTokをやる意義がある」など、芸能生活も長い尾木ママの示唆に富むコメントがたくさん出てきました。
法政大学を離れて尾木ママに生まれた危機感
TikTokを始めた背景にあったのは、尾木ママに最近起きた大きな変化でした。
こうした状況の中、「これは困った!」と周囲に話していたタイミングで誘われたのがTikTokだったそう。
それから、さまざまなテーマで投稿を続けていった尾木ママ。
すると、次第に動画に反響が出てきました。
もちろん、これまでも子どもの子育てや教育に頭を悩ませている親御さんたちからの相談に講演や著作の中で答えてきた尾木ママですが、TikTokではその質問のジャンルに大きな違いを感じているそうです。
そんな尾木ママのTikTokには、“SNSにつきもの”と思われがちなあるものがないそうです。
「時間があっという間!まるで本当の授業をしているみたい!」
これまでインスタグラムやブログでも発信してきましたが、TikTokについてはこれまでよりも大きな変化を感じているそう。
そんな質問が生まれやすい背景として、投稿する動画が常に子どもを抱える親御さんや当事者である子どもたちから関心度の高い内容を投稿していることも関係しているようです。
「1分以内で話すなんてできるの?」と思っていたけど…
とはいえ、TikTokは初めて使うプラットフォーム。
これまで論文や書籍で長い論考をまとめてきた尾木ママにとって、1分以内で話すことはできたのでしょうか。
実は尾木ママ、投稿する以外にもTikTokの動画投稿を見ることも好きなのだとか。
「尾木ママ」をTikTokで初めて知った人が出てきている事実
これまでテレビに多く出演する機会が多かった尾木ママですが、TikTokは彼に大きな気付きを与えてくれました。
ところが。
そこで尾木ママが気付いたこと。
それは…
つまり、テレビとTikTokは相互補完的な関係にあったのです。
「尾木ママは、最先端の情報をなぜ知っているんですか?」と質問される
そんな尾木ママに、最近の教育問題で気になっていることを聞いてみました。
(時事問題に関する投稿も積極的)
こうした時事的なニュースのほか、教育現場で起きていることに対しても意見を伝える場として“視聴者”と“情報源”の両方が満たせる存在であるTikTokは、いまの尾木ママにとって重要なツールだったのです。
このように、現場の声を365日集めていると、テレビで取材された際に「尾木ママは、最先端の情報をなぜ知っているんですか?」と質問されることも多いのだそうです。
たとえば「TikTokがなぜ流行ってるんですか?」という質問にも即座に答えていただきました。
なるほど!
まさに、大学からTikTokという“現場”に身を移し、当事者の声に耳を傾けてアウトプットする。
その繰り返しこそがいまの尾木ママの鋭い本質的なコメントを生んでいるようです。
【この記事のまとめ】
クリエイタープロフィール
尾木ママ
禁無断転載
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