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サークル

このサークルのコンセプトは「本や図書館に興味がない人に興味を持ってもらうきっかけづくり」である。このサークルの魅力は幼稚園に本の読み聞かせをしにいけて、園児たちと交流ができるところだ。

そこに魅力を感じて、説明会にも参加して入部することにした。いきなり、絵本の練習に入った。ダメ出しを食らった。難しかったのだ。棒読みに近いと言われた。仕方がない。1から特訓しようと思った。

基本的にサークルの役割を果たすのは楽しい。自分たちで主体的に活動できるのが快感だ。そこから月日が流れ、後輩が入部してきた。最初と比べると倍に増えた。幼稚園に行って読み聞かせをするのも練習の成果が出て、上達した。とにかく量をこなした。声を貼ること。感情をこめてよむこと。抑揚、リズムを工夫するということだ。総合点というイヘマントがある。図書館を盛り上げる活動のことだ。しかし、ここで問題が出てきた。人数が増えると幽霊部員も増えてくる。そこに顧問の先生がきちんと出席を管理するよう呼びかけてきたのだ。何が嫌かというと、サボっている人ではなく、真面目に活動している人が言われるのだ。自分はそのイベントのリーダーになって、活動していた。そのときに責任の重さを痛感した。手伝ってくれる人がいないのと、顧問とメンバーの意欲に差があって、どちらに調節すればよいかわからなかったのだ。真面目に全力でやるのか、ある程度、力を抜くのか、そこの負担が全部自分にきた。最初は日程を調べて、予定を立て、段取りを組み、キャラクターを考案して、出典するというのが、ミッションだった。

 後輩の女の子たちにキャラクターを描いてもらい、それを多数決で決め、そこから作品、スケジュール等を企画書にして落とし込むという流れだった。ところが、フィードバックがきた。許可をどうするのかとスケジュールが曖昧だと。企画書をつきかえされた。5.6回以上何度も修正を受けた。


 ここで、イライラしたのは親友であるやつが適当にやっていたからだ。そいつは、ほとんど何もしなかった。役割を責任者である俺に投げたことだ。 

そいつは顧問と仲良く野球観戦に行っていたので余計にだ。しかも、参加すらしない。

サークルの人間にも相談したが、どういうわけか、責任量の負担は減らなかった。一人で渉外、企画書作成を努めた。窓口も全部自分でやった。

また、Aという男でも話したが、ドタキャンアンドマウンティング男も同じサークルにいて、そいつともトラブルをおこして、完全にサークルの雰囲気が悪くなった。人間関係もギクシャクした。


 顧問は俺だけに説教してきたので、それにも腹が立った。結果、2日間鬱になって、アルバイトにも出勤できなくなった。

俺はそれで心が折れたのだ。しかし、東リベの映画を見て、気分転換した。また、リベンジして立ち上がってこの辛い記憶をポジティブに変換できることを期待している。時期力だ。

学んだのは、競合が他の大学や企業だっただけに顧問の先生が熱を上げて指導したのかもしれない。なんとしても入賞しようとはりきっていた。

 リーダーとして、メンバーへの伝達不足があったのかもしれない。イベントはキャラクターの紙相撲大会で優勝した。(オンライン)

結果は出たので、良かった。しかし、顧問はそんなの当たり前かのような態度だった。

学んだことは、役割分担を明確にしておくことだったのではないかと思う。誰が、会計、連絡係、企画書、イベントの手配は誰がするかといったように。

総合展に自分の大学のアドレスで登録したために、今でも今年も出展しませんかと誘いのメールがくる。

今、こうして文章を書いているのも懺悔みたいなものだ。いつか関係者が読んでくれることを信じて。


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