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心構えひとつ

 補助的な業務の事を、雑務(ざつむ)と呼ぶことがありますが、どんな仕事でも、必要があるから行っている訳であり、それを雑務と呼ぶのは、如何なものか?

 どのような仕事も、携わる人が、その仕事を雑に処理すれば、確かにそれは雑務になってしまうのかもしれない。雑(ざつ)とは、いろいろなモノが入り混じっている、多くのモノが統一なく集まっている、念入りではないetc.の意味。また、務(む)とは、一つの事に力を出して働く事、を意味します。従って、雑務(ざつむ)とは、荒っぽく行った仕事の事であり、心構えひとつで、仕事の価値が変わります。

 どんな仕事でも、雑に行えば雑務になり、真心込めた丁寧な良い仕事を行えば、それは雑務ではなく、重要な務め=要務(ようむ)となります。

 組織の中では、それぞれの立場によって、職務上の責任は当然異なってきますが、その異なった職責の中で、自ら取り組む仕事が雑務にならないよう、要務として評価されるように頑張りたいものです。