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振り返らずに、進むだけ

 人生は決して一本道ではない。そんな決断の時が、必ず訪れます。

 今までの道を進むこともできるし、違った道を選択することもできます。過去を振り返ると、岐路(きろ)に立った時、別の決断をしていれば自分の人生はどうなっていたのか等と思うことがありますが、それは仕方がないこと。岐(き)という文字は、分かれる、二手に分かれるといった意味になりますが、そもそもこの文字には山へんがついていることから、山道を登っていく際に、遭遇する分かれ道がイメージできます。路(ろ)は、人や車が行き来する道筋、事の筋道や道理。人の心が向かう先などもイメージできます。

 最良の選択を繰り返して、今に至っていると考え、次なる選択をする。これが人生。 

 ”人生の岐路に立つ”といいますが、岐路は、いろいろな意味で分かれ道を指します。岐路に立つまでの間の苦労、あるいは岐路に立ったときの決断の難しさ、またその決断が人の道に外れていないかどうか等の心の葛藤。いろいろなものが浮かんできます。でも、その岐路から引き返すことはできない。

 だから、決して振り返らず、最善の選択をしたという自信をもって前に進んでいくだけ。