見出し画像

逃げるのはヤメ

 かつて、私の人生の歯車(はぐるま)は、逆回転していた。不安に苛まれていた時期は、心身ともに、鉄板のような重圧に押しつぶされていた。諸事多忙という口実で、辛さから逃げ出していた私の心が、実は修羅場そのものだった。私を後ろ向きにさせた邪悪な鬼は、私自身だったかもしれません。

 組織の中で働く人々を、歯車に例えることがありますが、やはり、歯車でと言われようと、職務に精励する従業員一人一人は、組織にとってなくてはならない存在です。歯車は、しっかり動いて欲しい。一時期、たまたま逆回転してしまった私の歯車は、困難から逃げだそうとした弱い心の表れでした。もう逃げるのは止めよう!