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賢者は聴き、愚者は語る

 賢者は聴き、愚者(ぐしゃ)は語る。

 話し上手は聞き上手、と似たような言葉ですね。愚(ぐ)とは、馬鹿馬鹿しいこと、くだらないこと等の意味。者(しゃ)は、行動の主体、人等の意味。すなわち、愚者(ぐしゃ)とは、くだらない行動の主体となる人のこと。

 私達も日常の様々な人間関係の中で、いろいろなコミュニケーションの場面がありますが、ついつい自分の話に夢中になって、人の話が上の空になることがありますよね。

 日本の人口は、概ね1億3000万人。日本人を賢者と愚者に分けるとすれば、どのくらいの比率になるのでしょう。感覚的には賢者の方が少ないでしょう。

 人の話に耳を傾ける人が多ければ多いほど、社会のまとまりは良くなると思いますが、とかく人間は自我が強い生き物。だからこそ、少なくとも、人の話には、じっと耳を傾けるよう、努めてもよいですね。