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無理は厳禁、石橋をたたいて渡ろう

 今から10年前の私、働き過ぎを感じつつ、次のような疲労を感じていた。


......最近、チョット、ハードに働き過ぎかな?そこに山があるから登るように、そこに仕事があるから、少々の無理は承知で向き合わなければならないかな......

 そんな中、少し静養(せいよう)が必要かな...なんて考えていたにも拘わらず、自分の身体の体調管理ができず、不調の波に襲われたことを思い出します。“無理は厳禁“という事ですね。

 静(せい)という文字は、青(あお)と争(あらそう)の組み合わせ。若さを表す”青”に争いという文字が結びつくと、”静か”という文字に化学変化する。面白いですね。次に、養(よう)は、食物によって体力をつける、心を豊かにする等の意味。静養(せいよう)とは、心静かに英気を養うこと。

 かつては、そんな事を考えていた筈なのに、それをすっかり忘れ、今年の夏、体力的に少しの無理をした事が原因で、腰から背中にかけて大きな怪我を呼び込んでしまった。それからほぼ2ヶ月。季節も秋の声が聞こえてきた昨今、ようやく復調の兆しが見え、ホットしている私です。

 徳川家康の言葉に、”人生は重き荷を背おいて遠き道を行くが如し”があります。

 人生には、何度も、重き荷を背負って山を登るような苦しい時期があると思います。ゴールまではあと僅かだと思っても、無理は禁物。少々の無理が、今までの努力を台無しにすることもあります。人生には、石橋をたたいて渡る慎重さも必要と、反省しきり。