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日本の“情報空間”の現実

 最近、いろいろな事柄について、多面的に考える事が出来なくなっている気がします。

 これって、思考(しこう)停止って言うんでしょうか。思(し)は、心を働かせて考える、愛おしく思う、心に感じ思うこと等の意味です。また、考(こう)は、取り調べる、試みる、工夫を巡らす等の意味となります。従って、思考(しこう)は、能動的に考え試みる事でしょうか。辞書を紐解くと、まわりの事態に応じて課題を解決していく過程、との説明。なるほど。

 いろいろな視点から、世の中で起きている出来事を考える、これは、簡単であるようで難しい。日本の社会を眺めると、極端から極端に走っているような人々が随分と散見されるのも、いわゆる、思考停止になっている人が多い為でしょうか。

 TVや新聞など既存マスコミ、いわゆるオールドメディアは、今まで、一般国民はマスコミ報道である程度、一定方向に誘導できると考えていた節があります。

 私達は、そういったTV・新聞報道を鵜呑みにせず、何故?といった疑問の目をもち、自分の頭で考える事が必要です。流れてくる情報を、そのまま鵜呑みにするのは止めましょう。思考停止、これが一番怖い。

 SNSの普及で、マスコミの報道が相当程度偏っている場合が多いと、一般国民が気がつき始めた。これが、今の日本の情報空間の現実だと思います。そうした現実を踏まえて、地球を俯瞰するような感覚で、様々な情報を受け止め、何が正しいのか、何処に真実があるのか考えるよう習慣づけたいものです。