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閉鎖病棟 1週目

こんにちは。ちひろと申します。
今回は最初の一週間をご紹介します。


大部屋が空いてない!?

入院の予約を取った時は差額ベッド代のかからない大部屋を予約していたのですが、病院側の手違いで初日は個室で過ごしました。勿論、病院側のミスなので料金は請求されませんでした。

個室はかなり広く、収納も多く、プライバシーが守られている感がありましたが、私の病状的には向いていないかなと思いました。消灯時間前に電気を暗くできる利点はありました。

慣れない入院生活。常に人の気配がして、物音がするので、保護人格と大人人格が私の周りを囲って、警戒態勢で過ごしました。
毎日排尿排便回数を日勤職員に聞かれるため、ノートに正の字で数えていました。

2人部屋

2日目から2人部屋へ移動。
相方不在のため、実質1人部屋と変わらずでした。

他の患者について

周りの患者様については、プライバシー保護の観点から今後一切触れません。勿論とっても仲良くなって沢山の楽しい思い出がありますが、心に留めておきます。
簡単に述べますと、皆様自立度が高く、一見普通の人です。叫ぶ人は1人もいませんでした。怖いと思う人もいませんでした。


最初の人格交代




最初の一週間は「もう退院しても良いんじゃない?もう休んだよ?」と思っていました。

しかし、ちょうど1週間経過したタイミングで他人格に体を乗っ取られ、「どんな形でも良いから外に出たい」とバルコニーから飛び降りようとして窓の鍵を開けました。鍵は開いたけれど、窓は開きませんでした。

ここは閉鎖病棟。窓はほんのちょっとしか開きません。割れないように補強されています。扉は全て施錠されています。安全に保護されていると同時に、閉じ込められています。

自傷衝動が治らず、その日は安定剤をもらい、落ち着きました。

診察


主治医の診察では解放病棟に移る話が出たため、まだ怖いとお伝えしました。当然退院は反対され、薬を調整することになりました。

1週間目は以上になります。
ありがとうございました。

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